輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

法務局のお道具箱

珍しいお道具箱を見つけた。 法務局で使われていたお道具箱だ。 琺瑯引きで淡いグリーンはなんだかとてもほっとする。 蓋だけでなく、本体も同じ色。 色も質感もとてもいい感じだが、これを買った理由はこれ。 蓋の裏側に、入れておくものが書かれている! …

「素敵なインクラベル沼さん」とお知らせ「安住紳一郎の日曜天国」出演します。

インク沼という言葉をちょくちょく聞くようになり、 文具女子博#インク沼というイベントまで開催されるようになったようで。 先日、インク沼ではなく「インクラベル沼」みたいなスクラップ帳を入手した。 インクのラベルだけではなく、他のラベルもあるが、…

針がなければ作ればいいよのホッチキス Sun Stapling Machine

なかなか珍しいホッチキスを手に入れた。 土台に針を曲げるところがあるのは、現代のホッチキスと同じだ。 だが、針を打ち出すところは何やら複雑な形をしている。 特許取得の刻印があるのだが、失敗したらしく文字が重なってしまって読みづらい。 どうやら…

シャーペンメーカー「森田製作所」のボールペン

4色ボールペンを買った。 今では特に珍しくないが、クリップには「KANOE PEACE」とあるのが気になった。 「KANOE PEACE」はシャープーペンシルを大正時代から作っていた森田製作所の商標だ。 軸の側面には「MSK」の文字もあるが、 これはおそらく「森田製作…

ヤマト糊のビニファンテープ

ヤマト糊の「ビニファンテープ」というものを見つけた。 ヤマト糊だし、初めて見たので一応持っておこうかな、くらいの感じで入手。 ところでビニファンってなに? 中に説明書が入っていたので、それを見ると。。 ビニールテープ+セロファンテープだそうだ。…

平成最後はサザエさんで

平成が終わる。 加えてYahoo!ブログも終わってしまうのと、ブログを始めたのが5月の頭なので ちょうど9年になるこのタイミングで、 ブログの乗り換えもしたかったのだが、 仕事が忙しくてブログ乗り換えはもう少し先になる予定。 さて、平成最後の更新は何に…

2枚刃鉛筆削り

鉛筆削りを買った。 海外のものだが、どこの国のものかは不明だ。 鉛筆を刺してグリグリ回すタイプのものだ。 ところで、二枚刃の鉛筆削りを知っている? クツワさんの製品で、手で回すタイプながら、超速で削れるすごいヤツだ。 このクツワさんの鉛筆削りは…

そういうホッチキスだったとは、知らなかったよSwingline!

アメリカのホッチキス Swingline77。 私がホッチキスに興味を持つきっかけとなったのホッチキスだ。 都内の事務用品店でこれを見つけ、世の中にマックスと違うデザインのホッチキスがあることに 初めて気づいた。 大げさに聞こえるかもしれないが、本当にそ…

戦時中の代用品画鋲

画鋲を入手した。戦時中の物資がなかった時代に作られた画鋲だ。 これとよく似た箱の画鋲は持っていて、確かレコード盤から作った画鋲が入っていた。 同じものなら要らないので、そのまま見送ろうと思ったが 一応中身を見てみることにした。 「この画鋲見せ…

芋づる式に雨森文永堂ホッチキス

マックスさんのホームページに掲載されている「ホッチキス物語」のホッチキスの歴史に「雨森文永堂」というホッチキスメーカが出てくる。 この雨森文永堂がどういうホッチキスをつくっていたのかわからずに、ずいぶん前からもやもやしていた。 だが、資料や…

万年筆くじ?誠意を売るだるま印数字合わせ

ちょっと古めの文房具くじを見つけた。 セットになっている数字札を切り取って、出た番号と同じものがもらえるタイプのくじだ。 全部ではないが、筆記具と鉛筆削りが含まれている。 このチープさが可愛い。 それにこの鉛筆削り、初めて見た。 たぬきだけど、…

大正時代の消しゴム付き鉛筆の消しゴムの長さ

消しゴム付き鉛筆というと、鉛筆の後ろに金具で小さな消しゴムがくっつけられているのを 思い浮かべるだろう。 ところが明治から大正頃に流行った「消しゴム付き鉛筆」は、ちょっと違う。 鉛筆の芯と同じように、消しゴムが木の中に埋め込まれているのだ。 …

コワイ顔は古い顔、ライオン事務器の強面ライオン

ライオン事務器さんの商品は好きなものが多く 意識して探しているメーカーの一つだ。 特にライオン事務器さんのマークであるライオンが コワイ顔をしているものはかなり古いので、 コワイライオンを見つけられればそれだけで達成感が味わえるのだ。 先日、紙…

丈夫なファイルキャビネットの広告用版

2019年も6日経ち、明日から本格的に仕事という方も 多いであろう。 私もそうだ。 そこで仕事っぽい文房具、というより事務用品、、、オフィス家具と言った方がいいかな、 の広告用版の紹介だ。 こんなものを買った。 広告用で、下の枠には販売店の名前や住所…

私のパワー文具。ヨハン・ファーバーNo4,ヘキサゴンリードとイーグルペンシル 荒仕上げ

あけましておめでとうございます。 2019年もよろしくお願いいたします。 今年の年始は、年末から続いている腰痛が治らず、実家に帰ったものの 自分のバッグや荷物を母に持ってもらって移動しているという情けない状態でスタート。 そんな私を見て、母は自分…

房付き消しゴムケースと大河ドラマ「いだてん」

2018年が終わる。 今年はいろいろ追われてブログの更新があまりできなかったのが反省点。 良かった点としては文房具のWebマガジン「文具のとびら」で「文房具百年」という 連載を始めさせてもらったこと。 正直、毎回ネタと内容に苦労しているが、 改めて資…

電気屋さんのライトライト!?聖夜に明かりが灯るとき。

最初に謝っておくと、クリスマスが近いので、 クリスマスらしい内容い見えるタイトルを付けたが、 実はあまり関係がない。 ごめんなさい。 もう一つ、電気屋さんの「ライトライト」としたが、 そもそもライトライトを知っている人も少ないかと。 ごめんなさ…

お知らせ:連載~文房具百年~「西洋の墨汁、東洋のインク」後編UP

=お知らせ= 文房具のWebマガジン「文具のとびら」に連載中の「文房百年」が更新されました。 毎月20日更新ですが、先月お休みしてしまったので 久しぶりの更新です。 「西洋の墨汁、東洋のインク」の後編で 「東洋のインク」つまり「墨」についてです。 …

飛行機用万年筆袋

万年筆を入れる袋というものがあった。 例えばこれ。 今ほど万年筆のできが良くなかった時代、飛行機に乗ると気圧の関係でインクが漏れてしまうことがよくあったそうだ。 それによる服や持ち物がインクだらけになるという大惨事を防ぐため、機内で万年筆を入…

消しゴムではないERASER

ERASERというと、日本では大体「消しゴム」を思い浮かべる。 でもERASERの意味は「消すもの」なので、必ずしも消しゴムとは限らない。 実際海外オークションで「ERASER」で検索すると、消しゴムの他に、ビデオテープなど記録媒体を消すものや お肌のシミ消し…

女の子の「書かない学習帳」

文具のとびらの連載「文房具百年」で2か月にわたりノートのことを書いたので、 自分としてもおなか一杯、もうしばらくノートはいいかなと思っていたが、 そういう時こそ目に付いてしまうもの。 こんなノートが目について、使い込んであるのでボロボロだけど …

三角四角六角 イギリスの鉛筆

イギリスの鉛筆を買った。 前から欲しかったのや、ちょっと気になって買ったのとか。 まずこれ。 塗装のない軸に文字やマークが入っているとてもシンプルな一見普通の鉛筆だ。 一つは「INTERNATIONAL EXIBITION 1862」と刻まれている。 調べたら「ロンドン万…

ジャンク万年筆

ずいぶん間が空いてしまった。 もう少し、マメに更新をしたいなぁとは思うものの、無理はせず、とにかく続けていくことが最優先だ。 先日骨董市で万年筆を購入した。 万年筆は、骨董市の中で最もよく見る文房具だ。 ボロボロのものから貫録のある(恐らくお…

皇后鉛筆削り、その他緑の小さいやつ

海外のオークションで、日本製の可愛らしい鉛筆削りを見つけた。 頭の緑色の部分は、ペラペラのセルロイドで、王冠のマークが入っている。 「CROWN」かと思ったら「EMPRESS」(皇后)だった。 なかなかおしゃれなマークだ。 高さ約6センチととても小ぶりだが…

発見!巨大名刺!

名刺にはいろいろなサイズがあることを以前ご紹介した。 その立場や身分によって、大きさや紙質を変えるのがマナーだったようで、 実際女性用の小さな名刺や、通常のサイズより一回り大きなサイズの名刺がある。 以前入手した星名刺の見本帳には、付箋紙のよ…

鉛筆についている消しゴムとその留め具

以前からすこーし気になっていたものがある。 消しゴム付き鉛筆というか、鉛筆についている消しゴムとその留め具である。 何が気になっていたのかというと、時々形が変わっているモノや 消しゴムを止めているところの素材が違うものがあることに だんだん気…

インスタ映えする古文房具 大丸の組合せ文具

子供の日だ。 子供の日らしい文房具をと思い、 子供へのプレゼント用の文房具、組合せ文具を紹介しよう。 戦前の組合せ文具はどれをとっても とてもおしゃれだ。 これは昭和初期のものと思われるが、その頃の鮮やかな色遣いに アールデコが混ざった感じが華…

ペラペラかわいいセルロイドの値段プレート

とても可愛い値段表示用のプレートを見つけた。 これが文房具かどうかというと、微妙なラインだが、 私的には店舗用品は文具店で売っているし、事務用品の一部でいいと思っている。 というか、これが好きなのだ。 矢印の色は4色あった。 これを見つけたとき…

大正時代の電報用紙

5月3日 憲法記念日だ。 憲法にまつわる文房具、というものを特に思い浮かばなかったので、 憲法ではなく電報の話。 関係ないけど、雰囲気的にお堅い感じの文房具がいいかと思って。 大正時代の電報用紙を入手した。 「電報用紙」「頼信紙」と名前は違うが、…

モダンなデザイン ブリキのメモ帳

先日のペリカンに続き、またノベルティの話になるが、 どれくらい前だろう、1、2年の間だと思うがブリキのケースのメモ帳を入手した。 昭和初期らしいこのデザインがとてもいい。 表紙にある通り、1932年、昭和7年のものだ。 一番下に「小島印刷」と社名が入…