輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

消しゴム紹介。Staedtler店頭ディスプレイ、イタリアその他の消しゴム

もうすぐ第3回文具マーケットだ。

私は第2回に続いて「消しゴム屋たいみち」という屋号で出店する。

→ 文具マーケット(第3回)2023年9月17日開催!!

文具マーケットでは、過去に買い過ぎたものや、買いなおして重複してしまったものを中心に販売するので、商品にするものをコレクションの山から掘り出すのだ。

そしてそれに取り掛かる前に、部屋をざっと片づける必要がある。

(最近買ったものを、間違えて商品にしてしまう失敗を回避しなければならないのだ。)

 

そうすると、買ったままインスタにもどこにも紹介しないままになっていたものが

色々出てくる。

そのまま片づけると、多分、紹介する可能性が限りなく低くなってしまうので、

サクッと紹介しておくことにした。

 

スマホで撮影したので、画像が粗いが、撮り直しとか言っていると

先に進まないので今日はこのまま突き進む。

 

紹介したいのは、消しゴムだ。

 

消しゴムは元から好きで、今も地道に集めている。

先日Staedtlerの店頭ディスプレイ用のボール紙に括り付けられているディスプレイのものが出てきた。

 

 

SteadtlerのNORISの消しゴムで、赤が16、白が32、合計48個のセットだ。

昔はこのようにボール紙に糸ゴムで止めた状態で、お店に陳列されていた。

ゴムはもちろん劣化して伸びてしまっているが、全部そろっており、

シミなどもほぼないきれいな状態だ。

 

こういうものが、まだ残っていたというだけでうれしくなる。

 

 

 

いつ頃のものだろうか。

右上の値段で何かわかりそうだ。何だろう、この見たことのない通貨マークは。

 

 

調べて見ると(なかなか見つからなかった)

Wikipediaに「金マルク(1875年 - 1923年)・ライヒスマルク (1923年 - 1948年)に対するペニヒ(1/100マルク)」とあるのが見つかった。

マルクの下の単位だとすると、1875年からあったのか?と思うが、

5ペニヒ硬貨が発行されたのは1915年以降らしい。

うーん、この消しゴムそこまで古くないし、その後もペニヒはユーロになるまで続くので、残念、参考にならなかった。

 

ここは感覚で行くことにして、おそらく1930年代くらいだろう。

Staedtlerの資料を確認すれば出てきそうだが、色々押しているので今日はさらっと進みたい。

 

ちなみに、この消しゴムはドイツのオークションで入手したが、

ドイツ国内の発送しか受け付けていなかった。

そこで以前使っていた転送サービスを使おうとしたが、いつの間にかドイツ窓口が無くなっており、使えなかった。

仕方なく、新たな転送サービスを使ってみたが、手数料等がかさんで、なかなかの金額になってしまった。

 

そっか、これからドイツ国内のみのオークションは買えないかな。

買うとしたら、ちょっとした覚悟がいるということだ。

 

 

続いて、大体イタリアの消しゴム。

こちらは日本の骨董市で、イタリア文房具をよく持っているお店から購入した。

とりあえず、板についていると欲しくなってしまうのだが、

ボードに直接貼り付けてあり、国やメーカーもバラバラ。

どうやら個人のコレクションらしい。

 

 

店頭ディスプレイでなくても、持っていないものもあるし、

台紙もおしゃれでなかなかいい感じだ。

 

 

これはこれで良し。

余談だが、先日テレビに出演して「コピー鉛筆を使って、100年前のコピーをしてみる」ということをやったが、

骨董屋さんがそれを見ていてくださって教えてくれたのは、

「イタリアのコピー鉛筆は選挙の不正防止のために使われる」とのことだ。

国によって使われた方が違うのが面白い。

そして不正防止というのが、なんだかイタリアっぽい。

 

古い鉛筆 イタリアFIM TORINOBo. DORIS No.891 Nero-Azzura コピー鉛筆 | capricciアンティーク&ビンテージ

 

 

短くても、もう少しブログ更新しようっと。

 

ではまた。