輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

2020-01-01から1年間の記事一覧

ガラスの硯と時計の墨

毎年年末の大掃除で悩ましいのは、 買ったままで片づけていない文房具。 一度片づけるとそのままになってしまい 紹介する機会がなかなかやってこないので 出来れば、一度はブログやインスタなどで紹介しておきたい。 だが、大掃除の最中にそれをやっているわ…

Waterman ガラスカートリッジを使ってみる

ウォーターマンにガラスのカートリッジのペンがあることを知ったのは 割と最近だ。 万年筆には不案内だが、「ガラスのカートリッジ」というだけで なんだかワクワクしてくる。 ウォーターマンのサイトを見ると 登場したのは1927年とのこと。 https://www.wat…

トンボ鉛筆 謎のMASON

骨董市で鉛筆を見つけた。手帳鉛筆のサイズで、先端には頭が付いている。 この頭は人だろうか。シルクハットをかぶって目が光っているのを見ると ディズニーのキリギリスを思い出すが、そっちだろうか。 鉛筆だが、端は折ったようになっていて、最初鉛筆だと…

小さい小さいドイツと白木屋の手帳と鉛筆

ドイツからちいさーい手帳が届いた。 小さいのを分かって(というか小さいから)買ったのだが、届いたのを見て思わず「ちいさーい!」と声が出てしまうちいささだ。(うれしい。) そして小さい手帳にはその手帳にぴったりの小さい鉛筆が付いている。 それも…

安住紳一郎の日曜天国紹介文具とはさみの補足

安住紳一郎の日曜天国、ゲストでダバダのコーナーに出演させていただいた。 聞いてくださった皆様に感謝! 2015年から1年半サイクルで読んでいただき、早くも5回目になった。 今回紹介した文房具は下記となる。 左列上から「竹のパンチ」、「竹のコンパス」…

はさみの中の2ミリの写真(明治時代の万能はさみの続き)

※11/8一部修正 先日「明治時代の25通りのはさみ」を紹介した。 明治時代の25通り万能はさみ - 輸入・廃番文房具の発掘メモ それから気になってしばらくオークションをチェックしていたところ、 よく似ているはさみを見つけた。 説明書などが付いているわけで…

竹製穴開け器

珍しい道具を見つけた。 一穴パンチ、と言えばいいのか。 先端のとがった金属の棒で、紙に穴を一つ開けるものなので、 一穴パンチで間違ってはいないと思うが、 現代のパンチのように丸い穴が開くわけではない。 竹製でよくできているが、商品ではなく器用な…

冷たい雨の日は明るい色の古文房具を。ギターペイントの輸出用?クレヨン。

今日は冷たい雨が降ってる。 日中は、ドタバタを片付けをしていたので、 冷たい空気が気持ちいいくらいだったけど、 落ち着いて座っていると肌寒い。 もう10月も後半なのだから、 まぁそうだよね。 片付け≒集めた文房具をしまい込む なものだから、 しまい込…

明治時代の25通り万能はさみ

前回に引き続き、久しぶりの大江戸骨董市で見つけたものの話。 このはさみが目に留まった。 やたらといろいろなところが凸凹していて、 虫食い、はないにしても何かにかじられたかのようなはさみだ。 私がこのはさみを見ていることに気づいた骨董屋さんは 「…

篠崎インキの石版印刷広告

久しぶりに国際フォーラムの大江戸骨董市が開催されたので、 早速足を運んでみた。 コロナ禍後初の開催であり、感染防止のため仕切りを設けるなど運営が変わった初回ということもあり、9時に回りだした時には 多くの骨董屋さんが商品を並べ終わっていなかっ…

イーグルノートと古いビルに透かし紙の話

10年近く前だと思う。文房具屋さんを探してふらふら歩いていた時に見つけたビル。 もともと古い建物も好きなのだが、ドアの横の「イーグルノート」の表示とおしゃれな鷲のマークが目を引いた。 「イーグルノート」というのは知らなかったが、 「このビル、壊…

推定時代は明治初期、丸善のインク瓶

オークションでインク瓶がまとめて出品されていた。 こんな感じだ。 インク瓶は保安場所も取るし、結構持っているので特に欲しいものでない限り 最近は控えている。 が、これの中に「特に欲しいもの」があったのだ。 このインク瓶たちはなかなか面白いものが…

Eagle Pencil の繰り出し式シャープペンシル「Fishbone」12本セット

あああ、ブログの更新遅いなー と更新するたびに思うのだが、とにかく続いてはいるので、気長にやっていこう。 今日はイーグルペンシルの100年前の繰り出し式シャープペンシルの紹介。 何気にイーグルペンシル率多いな、私。 イーグルペンシル、かなり好きな…

消しゴムいろいろ 

先日、タモリ倶楽部で5年前出演時の映像を総集編で流していただけたのだが、 そのタイトルと説明がすごかったので、記念に残しておきたくなり、とりあえずブログに書いておくことにした。 「振り返れば誰もいない!ぶっちぎり!孤高のマニア列伝」 当番組に…

10年目のプレゼント? Eagle Pencil 鉛筆削りディスプレイ

6月6日は自分の誕生日と同じくらい忘れられない日だ。 10年前、2010年6月6日に荻窪の六次元で開催されていた文房具のイベント「中村文具展」に行っていなかったら、古文房具のコレクションをすることはなかった。 中村文具展 → 武蔵小金井の中村文具 https:/…

明治時代のインク瓶

4月の上旬からほぼテレワークになり、 休日も食料品の買い出しで近所に行く以外は、建物の外に出ることはない生活が続いている。 出かけないことにそんなにストレスは感じないのだが、 「家にいるので溜まりに溜まっている片付けものができるはず」と思って…

名刺入れ付きねずみ年の年賀状

素敵な年賀状を見つけた。 え?年賀状??今!?というタイミングだが、見つけたのが最近なので仕方ない。 ちょうど今年はねずみ年だし、12年後までネタとしてキープするには ちょっと長すぎるので、今出してしまうことにした。 それがこれだ。 ネズミのカ…

いとう呉服店のものかもしれない組み合わせ文具

コロナウィルスの影響が日々ひどくなって不安な状況になってるが、 自分でできることはちゃんとやって、あとは日々冷静に過ごしたいと思う。 入学シーズンだが、学校や幼稚園がしばらく始まらないところも多いようだ。 今日も前回に引き続き入学シーズンやク…

怪しい組み合わせ文具

組み合わせ文具を見るとつい手が出てしまう。 先日も一つ入手した。 松坂屋の組み合わせ文具かな? そういえば高島屋の組み合わせ文具でも、派手な色を組み合わせたデザインの箱があったな。 でも松坂屋にしてはちょっと雑な感じが・・・ 開けてみる。 完品…

画鋲いろいろ

ずっと忙しくて、ブログに書くのが後回しになってしまったが 今年の1月の骨董ジャンボリーで画鋲をまとめて買った。 今日はその紹介だ。 左上の画鋲は、ケースが変わっている。 ふたの代わりになってるパーツが、画鋲抜きを兼ねている。 画鋲を取り出す穴の…

画材カタログより 文房堂と丸善

文房堂のカタログを手に入れた。A5サイズの小さなものだ。 文房堂は、東京の古書店街 神保町にある老舗の画材屋さんで、文房具も扱っている。 以前に大正時代の文房堂さんのカタログを入手したが、今度はもっと古い明治41年発行のものだ。 さて、文房堂さん…

EAGLE PENCIL のつけペン「ARROW」 飛び出せ2020年!

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 今年最初のブログは、昨年見つけた探していた文具から。 ノック式の筆記具だが、ちょっと変わっている。 ノック部分の反対側は、こんな風に一見何もない。 これをノックするとどうなるかとい…