輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

EAGLE PENCIL のつけペン「ARROW」 飛び出せ2020年!

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

今年最初のブログは、昨年見つけた探していた文具から。

 

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ノック式の筆記具だが、ちょっと変わっている。

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ノック部分の反対側は、こんな風に一見何もない。

これをノックするとどうなるかというと・・・

 

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ノーーーック!

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先端のふたが空くのだ。

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円錐形の金属が鎖と棒でノック部分とつながっており、ノックすると押されて開く仕組みになっている。

 

で、ノックすると出てくるのが

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にゅうっと顔を出したのはペン先。

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ほらほら、出てきた出てきた!

ペン先が出きったところでノックボタンを戻すと、

ふたになっていた金属が、ペン先を固定するパーツになる。

 

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これは旅行などで携帯するためのペンで、1887年の特許のものだ。

なぜこれを探していたのか。

実は、この特許を転用したペンケースを持っており、兼ねてより元の特許の子のつけペンが欲しかったのだ。

そのペンケースはこちら。

以前Webマガジン「文具のとびら」の筆箱の回で紹介したのと、このブログでもずいぶん前に紹介しているペンケースだ。

 

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そして、特許がこれ。

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そうそう、この図の通り!

現物と特許に加えて、派生してできたものまで揃うというのはなかなかない。

 

EAGLE PENCILというと、鉛筆が思い浮かぶが、実はいろいろなアイデア筆記具を作っている。

なお、ペン先をはめる部分までがオリジナルで、ペン先は汎用性のあるものが使えるようになっている。

 

 

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そう、このペンは「ARROW」という商品名だ。

下に向けてノックをすると、ペン先がまさしく矢のように飛び出してくるのだ。

 

で、ちょっと動画を撮ってみた。

「飛び出せ!2020年」というタイトルは、新年なのでこの「飛び出すペン」と「2020年」をくっつけただけだが、

このペンの動きを伝えるのにちょっと動画を撮ってみたら、

意外と簡単に撮れたので、今年はブログに動画を入れるのもやってみようと思う。

そういう意味でも自分的にちょっと飛び出した気分だ。

  ・・・って動画の埋め込みがよくわからず、とりあえずYouTubeに上げたののリンク張ってみた。

こんなんでいいのかな??

www.youtube.com

 

40秒くらいのしょぼい動画ですが

動きは分かるので見てね。