輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

2019-01-01から1年間の記事一覧

軍用チョークのセット

前回更新から2か月半も空いてしまって、このまま消えてしまいそうだったが、 やめない、まだまだ書くよ。 今回は軍用チョークの話だ。 軍用チョークは文字通り軍隊で使われていたチョークで、 地図に印をつけたり、距離を測るのにつかわれていた道具だ。 ち…

ステッドラーの消しゴムとエジプト政府

ラグビーのワールドカップが開催中だ。 自分は地理に疎いので、いろいろな国の名前を見て 「どのへんの国だったっけ?」となってしまう。 ヨーロッパと南米とオセアニアくらいは何となく区別がつくが その程度のレベルだ。 ワールドカップとは関係ないが、 …

アメリカの選挙用鉛筆

選挙になると、投票用紙に使われるユポ紙の鉛筆による書き心地の良さが話題になる。 海を渡ったアメリカには、選挙用の鉛筆というものがあった。 一見ごく普通の鉛筆。 投票用紙にはっきり書ける、というわけではない。 アメリカの老舗鉛筆メーカー DIXONの…

削り方のわからない鉛筆削り

こんなものを手に入れた。 「鉛筆削り」だそうだ。 実用新案の番号があったので、調べてみた。 確かに鉛筆削りだ。それも大正時代の。 だが、これどうやって削るかわからないのだ。 出っ張りが4つ、その下に刃が組み込まれている。 ちなみに出っ張りは空洞だ…

ヨハンファーバーの輪ゴム缶

格好いい缶を手に入れた。 輪ゴムの缶だ。 ヨハンファーバーの輪ゴム用の缶。 古いと思うが具体的な時代は不明だ。 ちなみに1920年のヨハンファーバーのカタログを見たが、 載っていなかった。 たかだか輪ゴムの缶でこの格好良さは、 資料として残すべきだと…

ヨハンファーバーの輪ゴム缶

格好いい缶を手に入れた。 輪ゴムの缶だ。 ヨハンファーバーの輪ゴム用の缶。 古いと思うが具体的な時代は不明だ。 ちなみに1920年のヨハンファーバーのカタログを見たが、 載っていなかった。 たかだか輪ゴムの缶でこの格好良さは、 資料として残すべきだと…

鉄兜消しゴム

終戦の日も終わり、まだまだ暑いが8月も終わりに近づいてきた気がする。 戦争中、物資がなかったことから新しい素材で作られた文房具がある。 行ってみれば代用品だ。 紙やセルロイドが代用品素材としては知られているが 消しゴムにも代用素材のものがあった…

ワニ鉛筆! ヨハン・ファーバー アリゲーター

ブログの引っ越ししたばかりなので、すこしマメに更新しようかと。 (多分今月だけ。) 今日は先日手に入れた鉛筆を紹介。 ヨハン・ファーバーのアリゲーター(Johann・Faber Alligator) アリゲーターだ!ワニだワニ! このラベルが格好良くて。 これ、実は…

ブログ引っ越しとニベアとインク瓶

長らくお世話になったYahoo!ブログが終了するので、Hatenaブログへお引越。 2010年5月からなので9年とちょっと。今見たら訪問者数は136,999だった。 私が見たから137,000になったかな? 最後に「引っ越しました」記事を挙げておけばよかったのに、忘れてしま…

もう一つのコクヨ

コクヨの紙資料を見つけた。 コクヨの紙見本か。 紙見本を見て紙の種類がわかったり、なにか語れる程詳しくはないが、 表紙や中に挟まっていた紙のデザインがなかなか良かった。 裏表紙はこれ。 なんか変だな、なんだろう。 カタカナ「コクヨ」になる前の漢…

法務局のお道具箱

珍しいお道具箱を見つけた。 法務局で使われていたお道具箱だ。 琺瑯引きで淡いグリーンはなんだかとてもほっとする。 蓋だけでなく、本体も同じ色。 色も質感もとてもいい感じだが、これを買った理由はこれ。 蓋の裏側に、入れておくものが書かれている! …

「素敵なインクラベル沼さん」とお知らせ「安住紳一郎の日曜天国」出演します。

インク沼という言葉をちょくちょく聞くようになり、 文具女子博#インク沼というイベントまで開催されるようになったようで。 先日、インク沼ではなく「インクラベル沼」みたいなスクラップ帳を入手した。 インクのラベルだけではなく、他のラベルもあるが、…

針がなければ作ればいいよのホッチキス Sun Stapling Machine

なかなか珍しいホッチキスを手に入れた。 土台に針を曲げるところがあるのは、現代のホッチキスと同じだ。 だが、針を打ち出すところは何やら複雑な形をしている。 特許取得の刻印があるのだが、失敗したらしく文字が重なってしまって読みづらい。 どうやら…

シャーペンメーカー「森田製作所」のボールペン

4色ボールペンを買った。 今では特に珍しくないが、クリップには「KANOE PEACE」とあるのが気になった。 「KANOE PEACE」はシャープーペンシルを大正時代から作っていた森田製作所の商標だ。 軸の側面には「MSK」の文字もあるが、 これはおそらく「森田製作…

ヤマト糊のビニファンテープ

ヤマト糊の「ビニファンテープ」というものを見つけた。 ヤマト糊だし、初めて見たので一応持っておこうかな、くらいの感じで入手。 ところでビニファンってなに? 中に説明書が入っていたので、それを見ると。。 ビニールテープ+セロファンテープだそうだ。…

平成最後はサザエさんで

平成が終わる。 加えてYahoo!ブログも終わってしまうのと、ブログを始めたのが5月の頭なので ちょうど9年になるこのタイミングで、 ブログの乗り換えもしたかったのだが、 仕事が忙しくてブログ乗り換えはもう少し先になる予定。 さて、平成最後の更新は何に…

2枚刃鉛筆削り

鉛筆削りを買った。 海外のものだが、どこの国のものかは不明だ。 鉛筆を刺してグリグリ回すタイプのものだ。 ところで、二枚刃の鉛筆削りを知っている? クツワさんの製品で、手で回すタイプながら、超速で削れるすごいヤツだ。 このクツワさんの鉛筆削りは…

そういうホッチキスだったとは、知らなかったよSwingline!

アメリカのホッチキス Swingline77。 私がホッチキスに興味を持つきっかけとなったのホッチキスだ。 都内の事務用品店でこれを見つけ、世の中にマックスと違うデザインのホッチキスがあることに 初めて気づいた。 大げさに聞こえるかもしれないが、本当にそ…

戦時中の代用品画鋲

画鋲を入手した。戦時中の物資がなかった時代に作られた画鋲だ。 これとよく似た箱の画鋲は持っていて、確かレコード盤から作った画鋲が入っていた。 同じものなら要らないので、そのまま見送ろうと思ったが 一応中身を見てみることにした。 「この画鋲見せ…

芋づる式に雨森文永堂ホッチキス

マックスさんのホームページに掲載されている「ホッチキス物語」のホッチキスの歴史に「雨森文永堂」というホッチキスメーカが出てくる。 この雨森文永堂がどういうホッチキスをつくっていたのかわからずに、ずいぶん前からもやもやしていた。 だが、資料や…

万年筆くじ?誠意を売るだるま印数字合わせ

ちょっと古めの文房具くじを見つけた。 セットになっている数字札を切り取って、出た番号と同じものがもらえるタイプのくじだ。 全部ではないが、筆記具と鉛筆削りが含まれている。 このチープさが可愛い。 それにこの鉛筆削り、初めて見た。 たぬきだけど、…

大正時代の消しゴム付き鉛筆の消しゴムの長さ

消しゴム付き鉛筆というと、鉛筆の後ろに金具で小さな消しゴムがくっつけられているのを 思い浮かべるだろう。 ところが明治から大正頃に流行った「消しゴム付き鉛筆」は、ちょっと違う。 鉛筆の芯と同じように、消しゴムが木の中に埋め込まれているのだ。 …

コワイ顔は古い顔、ライオン事務器の強面ライオン

ライオン事務器さんの商品は好きなものが多く 意識して探しているメーカーの一つだ。 特にライオン事務器さんのマークであるライオンが コワイ顔をしているものはかなり古いので、 コワイライオンを見つけられればそれだけで達成感が味わえるのだ。 先日、紙…

丈夫なファイルキャビネットの広告用版

2019年も6日経ち、明日から本格的に仕事という方も 多いであろう。 私もそうだ。 そこで仕事っぽい文房具、というより事務用品、、、オフィス家具と言った方がいいかな、 の広告用版の紹介だ。 こんなものを買った。 広告用で、下の枠には販売店の名前や住所…

私のパワー文具。ヨハン・ファーバーNo4,ヘキサゴンリードとイーグルペンシル 荒仕上げ

あけましておめでとうございます。 2019年もよろしくお願いいたします。 今年の年始は、年末から続いている腰痛が治らず、実家に帰ったものの 自分のバッグや荷物を母に持ってもらって移動しているという情けない状態でスタート。 そんな私を見て、母は自分…