輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

戦前の素敵な鉛筆たち

骨董市で、素敵な鉛筆たちを見つけた。

ゴルフバッグ型のケースに入った10本の鉛筆。

すべて種類が違って、未使用なので持ち主が大事にとっておいたものであろう。

 

 

 

まずゴルフバッグ型のケースとゴルフクラブ型の鉛筆に眼がいく。

本日入手したのはトンボ鉛筆製だが、

実はそっくりな鉛筆がアメリカのAmerican Pencilから出されており、

そちらを持っていたのでトンボ鉛筆製をずっと探していた。

 

 

左がAmerican Pencil、右がトンボ鉛筆で、トンボ鉛筆の完品は、確かクラブが3本にゴルフボール型の消しゴムが付いていた。

ケースのデザインはそっくりだが、トンボ鉛筆の方が一回り大きい。

 



American Pencilのセットは、1939年のニューヨーク博覧会の箱に入っている。

博覧会に出品されていたか、おみやげで販売されていたのであろう。

 

クラブの先端を比べると、American Pencilは金属製たが、トンボ鉛筆セルロイドで向こうが透けてみえる。

 

 

 

長年探していたので、完品でなくても見つかったことがうれしく、

これからもあきらめずに探し続けようと思うのである。

 

更に、一緒に入っていた鉛筆もそれぞれ素敵である。

 

 

ステッドラーの鉛筆5本どれもBavaria製(現バイエルン)なので戦前のものであろう。

MOON、MARS、Noris、Traditionは知っていたが、「MOONLIGHT」というのもあったのか。知らなかった。

 

フクロウマークのOWLも軸の塗装が珍しい。

縦に縞が入っているのはよくあるが、このパターンは初めて見たかも。

 

これを保管していた元持ち主はお目が高いというか、

趣味が合うというか。

 

 

ヨット鉛筆も古い鉛筆はよく出てくるが、後ろに帽子のようなパーツが付いているのは

初めて見た気がする。

セルロイドで出来ていて、「K」と入っている。

最初は持ち主が書いたものかと思ったが、

刻まれているので元から入っていたものだろう。

細い溝があるが、ひもや金具を付けられるサイズでもなく、

飾りなんだろうか。

 

ヨット鉛筆は、欧米の有名メーカーの鉛筆のコピーが多く

それもかなり高難度のところをコピーしてくるので、

いつかこれの元になった欧米の鉛筆が出てくることを期待したい。

 

 

そして、なぞのお人形鉛筆。

頭と帽子はセルロイド、髪の毛はモール。

この鉛筆だけ時代が違うかもしれない。

 

 

この手の頭が付いている鉛筆は昭和20年代頃のイメージ。

ただ、昭和20年代ものより、セルロイドがしっかりしていて、

作りも丁寧なのでそれよりも前とも考えられる。

 

それとこの鉛筆、メーカーと産国が謎。

 

 

 

まず、どこの国のものかが記載がない。

そして社名は「S.CANDRAWER.CO」とあり、日本の鉛筆メーカーの名前らしくない。

調べたが何も情報が出てこず、AIにはパンチミスだといわれた。(違う、あってる。)

 

鉛筆の名前は「SKYーCANDLE」でこれも情報がない。

写真に写っていないが「polygrade pencil」とあり

こちらは調べたらA.W.FABERの歴史的な鉛筆らしいが、

それであるわけはないので、言葉だけ使われたのであろう。

 

付いている頭は顔つきからして日本製と思われるので、

もしかしたらアジアのどこかの国で作られた鉛筆に

頭だけ日本でつけたのかもしれない。

 

 

何か手に入れると、それによってわかることもあれば、

新たな謎が生まれることもある。

 

そしていつまでも蒐集が続くわけで、

ずっと何かを探して、見つけて、また探すものが増えて、というのをずっと続けられるのは、

幸せなんじゃないかと思うのである。

 

 

昭和6年太平洋横断飛行消しゴム

素敵な消しゴムを譲っていただいた。

 

 

テニスラケットと何やらでっぱりのある丸い形の消しゴムだ。

でっぱりのある方に書かれている図と文字をよく見ると

 

 

横断という文字と飛行機のイラストが見える。

これは昭和初期の太平洋横断飛行のことではないか?

よく見ると消えかけている文字は太平洋と読めるし、

日米の旗に飛行機が飛んでいる!

 

太平洋横断飛行とは昭和6年(1931年)に青森の三沢からアメリカ・ワシントンまでの飛行で、世界で初めての太平洋横断であった。

飛行機の名前はミス・ビードル号。

 

この太平洋横断飛行について、パイロット万年筆が懸賞付き応援販売を行っており、

そのチラシを持っていたはずだが、どうしても見つからない。

 

 

そしてこの消しゴムを見てすぐに思い出したのは、戦前に欧米に輸出されていた時計型の消しゴムである。

 

これはアメリカのオークションに出ていたのを落札して日本に里帰りさせた消しゴムのセットだ。

真ん中にある時計の消しゴムと形が一緒である。

 

 

 

太平洋横断消しゴムの方が少し小さいが、同じ時代に作られたものであることは間違いないだろう。

もともとは輸出用の時計の消しゴムになるはずの消しゴムに、

太平洋横断飛行にちなんで、急遽印字を変えたのであろう。

なお、成功を記念したもののように思えるが、

パイロット万年筆のように応援販売が行われていて、その対象の商品だった可能性もある。

ただ、「応援販売」「懸賞」等の文字がないので、おそらく成功を記念したものだろう。

 

ちなみに、時計の消しゴムは、1930年代のフランスのカタログに載っていたのを見たことがあり、時代も一致する。

国内でもたまに見るが、アメリカのオークションで時々見かけるので、

そこそこの数が輸出されていたのであろう。

 

テニスのラケットも一緒にあったようなので調べると、

佐藤次郎という選手が1931-31年にウィンブルドンや全仏オープンで活躍した年に当たるり、これも年代のつじつまが合う。

 

 

入手できた古い文房具が、過去の歴史とつながっていることがわかるのは

なかなか楽しい。

ショットガン字消し・マニカラーペンシル・寺西商事

ショットガン字消し(消しゴム)という楽し気な古文房具を入手した。

消しゴム本体は、プラスチック消しゴム以前のゴム臭のする懐かしい消しゴムで、

本物のショットガンの弾丸のケースを、消しゴムケースにしている。

 

 

 

 

このように箱付きで入手できたので、具体的な説明が書かれているのも有り難いが、今回この消しゴムのメーカーが興味深かった。

 

 

マニカラー製品製造販売元「寺西商事株式会社」が、このショットガン字消の製造発売元だ。

「寺西商事」と聞くと、マジックインキやギターペイントの「寺西化学」を思い出すが別の会社だ。

ここに書かれている「マニカラー」が主力商品だった会社だが、このマニカラーというのは、昭和生まれなら一度は見たことがあるだろう多色式のペンシルだ。

 

 

どうでしょう?「あ、知ってる」という方が多いのではないかと。

 

実は以前、この「マニカラー」の寺西商事って寺西化学と別だと思うけど、どういう会社?と聞かれたことがあったが、その時何もわからず、ずっと気になっていた。

 

今回入手したショットガン字消しが「寺西商事」だったことで、そういえばと久しぶりに調べてみたところ、国会図書館で閲覧できる情報が増えていたことで、かなり情報がわかった。

 

 寺西商事株式会社

 東京都北区で昭和38年設立(昭和35年個人創業、38年に株式会社)

 創業者であり、マニ・カラーペンシルの発明者は寺西静治氏

 会社の事業内容は、「ボールペン・万年筆など文具雑貨、食品の輸出及び国内販売とマニ・カラーペンシル製造販売」とある

※産経会社年鑑』第8版,産業経済新聞社年鑑局,昭和44 8版. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1698953 (参照 2026-03-21)

 

 確かに国会図書館デジタルコレクションの検索では、輸出事業者として資料が出てくる。

マ二・カラーペンシルの具体的な発売年はわからなかったが、昭和44年の広告ですでに「爆発的な売れ行き」とうたわれているので、それよりもっと前のはずで、会社設立のきっかけがマ二・カラーペンシルの考案だったのかもしれないと考えると、昭和35年~38年頃が有力だ。

なお、寺西商事を検索すると1990年代までは存在が確認できるが、その後はわからない。

 

 

私が所有しているマ二・カラーペンシルは、替え芯・消しゴムが付いており、ケースに入ったセットだ

 




調べていて、ショットガン字消しとマニ・カラーペンシル以外にもう一つ製造していた商品があることが分かった。

「ビデオボールペン」というもので、軸部分に画像があり、ノックするごとに画像が入れ替わるという。広告では「ゲゲゲの鬼太郎」の画像となっていた。

これ、見てみたいな、誰かブログとかで紹介していないかなと思ったが、残念ながら見つけられず。

 覚えていれば、いつか見つかるかもと、望みをつないでおこう。

 

とにかく、ショットガン字消しが嬉しかったのと、気になっていた寺西商事について、大体わかってすっきりできてよかった。

 

 

 

 

EAGLE PENCIL 1917年タイプライター用消しゴム

 古文房の中でも特に消しゴムが好きなのだが、消しゴムといってもいろいろあって、私の中ではいくつか分類されている。


メインは天然ゴムで作られた消しゴム本体で、そのほかに昭和レトロな消しゴムも好きだし、消しゴムのケースも興味深い。

昭和30~40年代頃に日本がアメリカに輸出した消しゴムもなかなかいい感じで、

海外オークションで買って里帰りさせたりしている。

あとはタイプライター用消しゴム。

丸や三角の薄い消しゴムでブラシが付いているものも多い。

消しゴム自体や金具に書かれたメーカー名などの字体が好きなのと、意外といろいろな形があって楽しい。
今日は、そのタイプライター用消しゴムでちょっとした変わり種を見つけたので、紹介しよう。

 

かなり使い込んでいるので、一見なんだかよくわからないが、ぎりぎりまで使い込まれたタイプライター用消しゴムだ。


ある意味ここまで使われた消しゴムというのも珍しいが、ポイントはそこではない。


 この消しゴムに興味を持ったのは、金属部分に特許登録日が記されていたからだ。

 

 

 


特許情報が入っている消しゴムというのはそれ自体が珍しいし、どこが特許なのかといった点が気になるわけだ。

 

PATENTED 20,Feb,1917

特許の登録日は1917年2月20日、第1216648号だ。
内容は、タイプライター用消しゴムのブラシが固定されているところを、動かせるように、且つ取り外しができるようにしたという内容らしい。

 

固定されていることで、消すときに邪魔になるし、消しゴムを使い終えるとブラシも一緒に捨てることになる。

ブラシの寿命は消しゴムよりも長いので、取り外しができるようにすることで、消しゴム部分だけ交換することができるというわけだ。

特許のイラストを見ると、半円形の金具でブラシが持ち上がるような取り付け方になっており、消すときに邪魔にならなさそうだ。この半円形の金具の幅を広げることで取り外し・取り付けができるのだろう。

 

 

 

 


今回入手した消しゴムを見てみよう。
特許の図解とは少し違っていて、真ん中の金属部分に格子状の筋が入っている。

 

 


そこにブラシの柄を差し込んでいるので、取り外せるし、角度も変えられる。
特許の図解の方が、自由に動かせて便利そうに見えるが、製品に特許登録日が入っているということは、こちらの方が後からできたものだ。

つまり差分があるとしたら、特許のものから改良したものということになる。

 

 

 

ブラシをセットする位置について、一つ疑問なのは、特許の図解では消しゴムに対して垂直にしているパターンがある。

金具の形と取り付け方が違うので、同じようにはできるないのだが、

ブラシを外して、穴に差し込むことができる。

 

 

 

ブラシを使うときに、この形が使いやすいということらしい。

この差し込み方で会っているのだろうか。

 

なお、今回見つけたのはブラシが付いているものだったが、取り外しができるということは、消しゴム部分だけの商品もあったのであろう。


この使い込まれている状態も味があるが、せっかくなのでもう少し消しゴムが残っている状態のものや、交換用消しゴムだけのものも見つからないかな、なんて欲が出てきてしまう。

 

やっと見つけたCarter 糊の瓶が残念だったのと、おまけでインク瓶

古い文房具をガツガツ集めだした割と初期に、手に入れたカタログがある。

1915年のアメリカ Carterのカタログだ。

Carterはインクが有名なメーカーだが、そのほかに糊など当時瓶に入れて販売していた文房具関係を扱っている。

 

 

このカタログに載っている糊が、とても素敵でぜひ手に入れたいとずっと探していた。

おそらく10年以上探していたであろう。

それがこれだ。

 



単なる糊に、なんと優美な入れ物なんだろうと感心することしきり。

なかなか見つからず、忘れかけていたのだが、つい先日やっと見つけた。

 

それが、なかなか残念なけっかだったのだ。

カタログを見て、根気よく探して手に入れたものは、

大抵カタログより素敵で、手に入ると大喜びなのだが、

今回はちょっと外した感じだ。

 

現物はこれ。

 

 

この糊の容器は(カタログ上は)蓋のデザインが魅力(だと思った)が、

ブリキの蓋に模様が描かれているだけだった。

これでも新品の時は美しかったのかもしれないが、おそらく100年くらい経過していることもあり、寂しい外観になっている。

(とはいえ、長年探していたものなので、手元には置きたくて、買っておいた。)

 

 

掃除すれば少しきれいになるかと思ったが、多少拭いたくらいでは変わらず、

頑張ってこすって、剥げてしまうと元も子もないのでこのままで良しとした。

 

 

 

カタログと並べてみると、同じものであることは間違いないようだ。

 

せっかくなので、ラベルに書かれていることを翻訳してみた。

画像を読み込ませて訳したので、文字のバランスが少しおかしいが、内容はわかる。

以前は手で入力で翻訳していたが、便利になったものだ。

 

 



糊の瓶については以上。

 

Carterの製品をもう一つ紹介しよう。

インク瓶だ。

こちらはとても状態がよく、且つカタログより格好いいくらいで

嬉しい出会いだ。

 

特にこれを探していたわけではなく、

偶然出会って、購入してからこのカタログを確認したら載っていた。

 

 

素晴らしい。

蓋のガラスのスポイトが、割れも欠けもなく、きれいに残っている。

この曲がった癖のある形で、100年残っているのはすごいことだ。

元の持ち主がさぞ大切にしていたのだろう。

ゴムの部分はさすがに劣化して固くなっているが、

へこみや破れがもなくきれいな形を保っている。

(この手のゴムを使った製品は、へこんだ状態で固まっていることが多い。)

 

 

 

 

ラベルがきれいに残っているのもすごい。

金色の部分は、光が当たるときらきらと光る。

 

 

カタログと並べてみた。

 

これはほんとに入手出来て幸運だった。

ちなみに日本の骨董市で見つけた。

 

日本にあってくれて、100年も残っていてくれて、私のところに来てくれてありがとう。

 

 

麗しのMooreガラスのプッシュピン

頭の部分(持つところ)が美しいガラスのプッシュピンを見つけた。

プッシュピンは今と変わらない形で、100年以上前からある。

特許は1900年にアメリカのMoore(ムーア)が登録している。

詳しくは、私の連載「文房具百年」#55「ガラスのプッシュピン」をご覧いただきたい。

www.buntobi.com

 

連載で紹介している通り、今と同じ形のガラスのプッシュピンは既に持っていたのだが、

今回異なるデザインのものを見つけた。カラーのガラスで、装飾されたタイプ。

それもMooreのプッシュピンだ。

 

 

単に装飾的なガラスのプッシュピンだと、文房具というより雑貨のイメージが強くなるのだが、

プッシュピンの特許を取ったMooreの製品となると、文房具と言っていい気がする。

 

 

土台に「Moore」と書かれたラベルがあり、そこには「Decorative」とあるので、このプッシュピンのことで間違いないだろう。

 

 

ピンは木の台に紙のラベルを挟む形で止められている。

別のMooreの画鋲も入手したが、同じように気の土台に刺さっていたので、

この時代(いつだろう、100年位経っていると思うのだが正確な年数は分からない)は、木に刺した状態で販売していたのではないかと思う。

 

 

 

入手できたのは、ピンクと青が1つづつ、緑が7個。

写真は模様が見やすいように加工しているので、実物の色はもっと濃い。

 

 

模様の部分に茶色く残るのは、ほとんど消えているが金彩が入っていたと思われる。

(汚れではない。)

 

きれいだなぁ、うれしいなぁ。

 

ガラスのプッシュピンはある程度手に入れたので、もう探さなくてもいいかと思っていたが、

こんなのが出てきてしまうと、また探してしまう。

 

宝物が一つ増えた。

 

おまけ。

Mooreの画鋲も見つけたので買っておいた。

少し大きく、日本の製図用画鋲くらいのサイズだ。

 

 

しっかり刺さりすぎているのと、

無理するとラベルが破損しそうなので、これはこのまま保管。

 

 

保管と言えば、この美しいガラスのプッシュピンを保管する入れ物を探してみようか。

どうせなら透明なケースがいい。

 

 

振ったら動いた!レトロかわいい昭和の電動テープカッター

オークションで、レトロな柄の電動テープカッターを入手した。

 

 

何とも昭和らしい柄ではないか。

電動だが動作不明のため、ジャンク品扱いでとてもお得な値段だった。

それなら動かなくてもいいか、と思って落札した。

それに写真を見た感じ、かなりきれいで状態もよさそうだったので、もしかしたら動くかも、という期待もあった。

 

傷んでいるが箱もあり、説明も読めるので、ダメもとで電池を入れて見ることにした。

 

 

 

だが、その前に内部をよく見るとテープをセットするリールがない。

 

 

 

使用するテープは小巻なので、小巻のリールだけ売っていないか探してみると、あった!

だが、円錐形になっていて、テープの回転が安定しないので、リールにテープを巻いて形を補正した。

電池も購入し、さて、動くだろうか。

 

 

セットして、ボタン類を押してみるが、動かない。

やっぱりダメだったか。

とあきらめようとしたとき、ふと昭和の家電は振ったりたたくと動くことがあった、というのを思い出し、ダメもとで振ってみた。

 

 

 

するとなんと!動いたではないか!

どうやら長期間放置されていたせいでどこか接触が悪くなっていたようだ。

 

めでたしめでたし。

 

そういえば、ニチバンのテープカッターで、電動の音声が出るタイプのを持っており、あれも動かないとあきらめていたが、

ダメもとで今度振ってみよう。

(今やろうとしたが、どこにあるかわからない。)

 

さて、ということで、マスキングテープをセットして、動かしてみた。

カットすると自動で次の分が送り出される。

テープ送りのローラーの溝の跡がついてしまうが、使えないほどではない。

音がうるさいところも昭和の頑張った感があって、ほほえましい。

 

 

重いし邪魔と言えば邪魔だが、イベントの時などにちょっと使ってみたいものだ。

なお、動いたのがうれしかったので、動画を撮ってみた。

動画撮影があまりに久しぶりで、色々イケてないがせっかくなので見てやって欲しい。

 

youtu.be

 

それから、箱にPAT(特許登録)の表示があったので、調べて見た。

なぜかアメリカの特許となっており、1972年に登録されている。

また、調べて見ると現在もエルム電動テープカッターは販売されている。

元となる特許が同じだとしたら、改良が加えられているにしても、50年を超えるロングセラーだ。

 

 

 

 

電動テープカッターの話は以上だが、丁度このテープカッターが届いたタイミングで、面白いテープカッターに出会った。

現代の新商品だが、ニチバンの「プッシュカット」という製品だ。

ブングジャムという文房具のイベントで知ったのだが、片手でテープを送り出してカットもできるという便利なものだ。

これを見て、「あ、見たことある」と思い、便利でもあるので一つ購入してみた。

 

 

 

写真右が最新の「プッシュカット」下のレバーを引いて上のボタンを押すとテープが切れる。

 

既視感を感じたのは、左の2つのテープカッター。ともにニチバンの製品だ。

左の下「ハンドカッター」が、おそらく「プッシュカット」の前身だろう。レバーを引いてテープを繰り出し、上のレバーを引くとテープがカットされる。

 

左の上の赤いカッター「ウルシカッター」は何かというと、こちらは左肩の赤い角を押下すると、テープが送り出されてカットされる。

テープのセットの仕方がわからず。ちゃんと確認できていないが、おそらく押したときにテープが送られ、離して戻るさに刃が動いてカットする仕組みだ。

 

最新のプッシュカットは、レバーを引く部分がハンドカッター、押してカットする部分がウルシカッターを引き継いでいるのだろうかなと思った。

(思いつき、且つ未確認である。)

 

既に廃番になっている製品につながる新商品があると、一度消えた文房具が転生できたようで、ちょっと嬉しい。