法務局で使われていたお道具箱だ。
琺瑯引きで淡いグリーンはなんだかとてもほっとする。
蓋だけでなく、本体も同じ色。
色も質感もとてもいい感じだが、これを買った理由はこれ。
蓋の裏側に、入れておくものが書かれている!
いかにも「お役所」らしいきっちり感がいい。
それにここに書いてある文房具はこの時代にお役所で使われていたものということ。
そのラインナップも興味深い。
ホッチキスにボールペン赤・黒は少し近代的な印象。
あれ、修正液がある!
修正液はいつからあったのかな?
お道具箱ではなく、「雑箱」というらしい。
そうね、お道具箱では可愛すぎるかな。
「整理番号20」というのも、細かく備品を管理するお役所らしくていい。
そして、どこのものだかスタンプが捺してある。
「●島法務局」。。。。が字がつぶれていて読めないが、
「松永出張所」を調べたら、現在の福山支局だそうだ。
ということは「●島」は広島だな。
そして松永出張所は昭和48年に福山支局になったということは
この雑箱はミスノンが登場した昭和45年から、
福山支局になる昭和48年の3年間の間のものかな。
なるほどなるほど。
なんだか木の事務机に腕カバーをした事務員さんが並んで座っている、
ちょっと埃っぽい古いビルの法務局が目の前に現れそう。