輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

ガラスの硯と時計の墨

毎年年末の大掃除で悩ましいのは、

買ったままで片づけていない文房具。

 

一度片づけるとそのままになってしまい

紹介する機会がなかなかやってこないので

出来れば、一度はブログやインスタなどで紹介しておきたい。

だが、大掃除の最中にそれをやっているわけにいかず、

片づけてしまおうとなってしまう。

 

なので今年は片づける前に写真だけ取っておけば

片づけてもあとでブログに出せるだろうということで

今から写真を撮りためている。

頑張ると紹介できず、オクラ入りになってしまうので

短くてもいいので数多く紹介しようと思っている。

 

ということで、今日はこれ。

 

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ガラスの硯と時計の形をした墨。

 

ガラスの硯、乳白色のせいかガラスの冷たさがなく柔らかい感じがとてもいい。

 

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サイドの模様も素敵。

戦前のものだと思われるが、時代は不明。

ガラスが使われていると、戦時中の金属の代用品のイメージがあるが

硯はもともと石硯がメインなので

金属の代用品というのとは違うであろう。

 

墨をするところは若干ざらざらしているので

すれないこともなかったと思うが、

墨を溜め置く墨池として使われていたのでは?という意見もある。

 

墨筆硯はこれまで全然ノータッチだったので

よくわかりません。

ガラスの硯って素敵!

私としてはそれで十分。

 

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一応、表の墨が残っているざらつきのある所をアップにしてみたが、、、

つたわらないな、これ。すみません。

 

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裏側は特に何もなし。

何でしょうね。前回紹介したガラスのカートリッジの万年筆もそうだけど

普通ガラスではないものが、ガラスというだけで

ワクワクする。

 

そして、このガラスの硯とは関係にないが

同じころ時計の墨も手入手した。

 

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ちゃんと金銀で彩色されているし、

時計の形って洒落てる。

 

なぜ時計なのかというと。。

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「早くすれる」墨で「時間経済墨」という商品なのだ。

左側は「光」という文字と最後は「し」?

読めないのだけど、「光沢もいい」とかでしょう。

 

こういうおちゃめなのがあると、墨もチェックして集め出しそうで、ちょっとドキドキする。

ああそういえば、墨と言えばペリカンの墨も持ってた。私の宝物。

参考→ 【連載】文房具百年 #9「西洋の墨汁、東洋のインク」後編|

 

 

ということで、今回はちょっとおしゃれな硯と墨のご紹介。

今年もう1回くらいUPしたいです。

 

 

★Web連載 文房具百年 今月の掲載UPされました。

先月に引き続きチェックライターとその周辺道具の話です。マニアックな話ですが短めなのでさらっと見てね。

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