怪しい物体入り組み合わせ文具
可愛らしい組み合わせ文具を入手した。
OWL印は坂商店というところの商品だ。
ちなみに私はOWL印のホッチキスと鉛筆削りも持っている。
この組み合わせ文具は、クレヨンの図柄から見ると戦前の昭和10年代半ばから後半くらいだろう。
組み合わせ文具はいろいろ持っており、特に百貨店のものが好きだが、
おおよそ同じ時代のもので、中に入っている文具も大差なくても
これと比べると百貨店の組み合わせ文具の方が、
高級に見えるのが不思議に感じる。
箱の違いだろうか。
ところで、この組み合わせ文具の中で気になるものが一つ。
この下の部分に貼っている茶色い物体は何だろう。
細長い箱の半分くらいのところに。茶色いねばねばした物体がある。
セロファンに包まれているようだが、
溶けてくっついているようだ。
この形と、通常組み合わせ文具んの中に入っているものを考えると
おそらくこれは消しゴム、
それも練り消しが劣化してこうなってしまったのではないかと思われる。
セットの中には短い鉛筆と鉛筆ホルダー、キャップも入っていたので、
サイズなどからしてもこの細長い箱に一緒に入っていたのだろう。
この練り消し(多分)はどこのものだったのだろう。
メーカー名やロゴマークなど見たかったな。
とにかく、組み合わせ文具も古い消しゴムも多数見てきたが、
ここまで悲惨な状態になったものは初めて見た。
というか、この状況で残っていたことが
ある意味貴重と言える。