輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

怪しい物体入り組み合わせ文具

可愛らしい組み合わせ文具を入手した。

 

f:id:tai_michi:20211003122915j:plain

 

f:id:tai_michi:20211003122911j:plain

 

 

OWL印は坂商店というところの商品だ。

ちなみに私はOWL印のホッチキスと鉛筆削りも持っている。

 

f:id:tai_michi:20211003125629j:plain

 

 

 

この組み合わせ文具は、クレヨンの図柄から見ると戦前の昭和10年代半ばから後半くらいだろう。

組み合わせ文具はいろいろ持っており、特に百貨店のものが好きだが、

おおよそ同じ時代のもので、中に入っている文具も大差なくても

これと比べると百貨店の組み合わせ文具の方が、

高級に見えるのが不思議に感じる。

箱の違いだろうか。

 

 

ところで、この組み合わせ文具の中で気になるものが一つ。

 

f:id:tai_michi:20211003122917j:plain

 

この下の部分に貼っている茶色い物体は何だろう。

 

f:id:tai_michi:20211003122920j:plain



細長い箱の半分くらいのところに。茶色いねばねばした物体がある。

セロファンに包まれているようだが、

溶けてくっついているようだ。

 

f:id:tai_michi:20211003122922j:plain

 

この形と、通常組み合わせ文具んの中に入っているものを考えると

おそらくこれは消しゴム、

それも練り消しが劣化してこうなってしまったのではないかと思われる。

 

セットの中には短い鉛筆と鉛筆ホルダー、キャップも入っていたので、

サイズなどからしてもこの細長い箱に一緒に入っていたのだろう。

 

 

f:id:tai_michi:20211003122925j:plain

 

 

この練り消し(多分)はどこのものだったのだろう。

メーカー名やロゴマークなど見たかったな。

 

とにかく、組み合わせ文具も古い消しゴムも多数見てきたが、

ここまで悲惨な状態になったものは初めて見た。

 

というか、この状況で残っていたことが

ある意味貴重と言える。