その立場や身分によって、大きさや紙質を変えるのがマナーだったようで、
実際女性用の小さな名刺や、通常のサイズより一回り大きなサイズの名刺がある。
以前入手した星名刺の見本帳には、付箋紙のような小さなものから、
通常のサイズの倍以上ありそうな大きなものまで多数の見本がある。
そんな大きな名刺を先日発見した。
この右側の名刺だ。
左側の名刺が通常のサイズなので、まさに特大名刺だ。
これだとサイズ感がわかりづらいかもと思い、
手の大きさ(の型紙)と比べてみた。
(手は私の手のサイズで取った型なので若干大きめ)
ほら、大きいでしょ!
中の紙は印刷前の無地カードだ。
サイズは5×3の情報カードより一回り大きいくらい、
8センチ×13センチ程。
星名刺の見本帳にある特大名刺と比較してみた。
これは1921年版。大正10年かな。
そこに掲載の一番大きなサイズがこれ。
「実用No.5」というやつだ。
それとほぼ同じサイズだった。
メーカーは違うけれど、サイズバリエーションはどのメーカーも同じだったのかな。
女性用の花名刺と比べると、
「うわ、大きい!」となる。
圧迫感すら感じるが、つまりそういう立場の人というか
相手に圧迫感を与えたい人が使うものだろう。
名刺交換で、こんなの出てきたらなんだかそれだけで
「す、すみません」と言ってしまいそうな気がする。
これに印刷してあるの、見たいな。
情報が多いのか、字が大きいのか、それとも余白が大きいのか。
無地が出てきたから、印刷しているのも、
それにほかのサイズも出てきそうな気がする。
おまけ。
名刺の箱は地道に集めている。
割と最近入手した箱たちをご紹介。