クリスマスらしい内容い見えるタイトルを付けたが、
実はあまり関係がない。
ごめんなさい。
もう一つ、電気屋さんの「ライトライト」としたが、
そもそもライトライトを知っている人も少ないかと。
ごめんなさい。
で、今回何の話かというとシャープペンシルです。
これ。
クリスマスなのに地味だ。
ごめんなさい。
説明が前後したが「ライトライト」とは何かというと、ゼブラから今年発売された
ノックをすると先端に明かりが灯るボールペンだ。
では、この地味なシャープペンシルもノックをすると電気がつくのかというと
そうではない。
まず、このシャーペンをばらすとこうなっている。
電球ではなくヒューズや何やらシャーペンにはそぐわないパーツが
いろいろはいっている。
ちなみにシャーペンの芯の出し方は繰り出し式だ。
そしてこのシャーペンが光るのは、ボディである。
軸の中心辺りに小さい窓がある。
窓の外の周辺には何やら文字が。
このままのキーワードで調べてみた。
KDK → いろいろ出てくるが、おそらく「関東電化工業株式会社」だろう
80-300V → 電流測定器が出てくる
さて、ここまでの情報でこのシャープペンシルがなんだかわかっただろうか。
クリップ部分で検査対象箇所に触れて、通電しているとボディの窓が光るというものだ。
80~300Vの範囲で測定可能なのだろう。
入手したときには、どれだけ使われたかわからないアイデア商品かと思ったが、
「KDK」が「関東電化工業」だとすると、意外とちゃんと電気工事の現場で使われていたのかもしれない。
実際に光るかどうかをやってみたかったが、
身の回りに検査できるようなところがなく、断念した。
(というか何で検査できるかがそもそもわからないのだ)
先日時代が感じられる文房具として飛行機に乗るときに使う万年筆の袋を紹介したが、
これも非常にピンポイントながら、今では見られない文具の一つだ。
骨董屋さんが教えてくれたのだが、このシャープペンシルのボディは木でできている。
使用者が感電しないようにだ。
こういうちょっとしたところのリアルさが、道具として面白い。
箱もあった。
文字がかすれていて読みづらいが「シャープペンシル検電器」とあるようだ。
使用者が限られているので、販売用というより、
電気会社の業務用かノベルティとして取引先に配った特殊なものであろう。
聖夜に明かりが灯るとき。
電気の不具合で、クリスマスに緊急出動して修理を行い、
このシャーペンで通電を確認してホッとした人がいたかもしれない。。。。
聖夜に明かりが灯るとき。
ああとても苦しいこじつけだが、このシャーペンに免じで笑ってスルーして欲しい。