輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

ぺんてる、ステッドラーの説明書付きシャープペンシル

新井薬師の駅に近い小さい文房具屋さん。
ガラスケースの奥に、売れ残り文房具の墓場のような入れ物があり、
まさしく掘り返したような状態で、見つけました。
 
ぺんてるシャープペンシルで、ビニールケースに入って、説明書付きです。
イメージ 1
見つけたときは本当に汚く、これと鉛筆補助軸も見つけたのですが、
差し出したとき、お店のお母さんが「これ、(料金を)どうもらえばいいの?」と言って困ってしまうくらい、ひどい状態でした。
 
でもがんばって拭いたら、かなりきれいになりました。

最初はノックも出来ませんでしたが、少しメンテナンスしたら、ちゃんと芯も出てくるようになりました。
(ビニールケースだけは、インクの染みを取ることが出来ませんでしたが。。)
 
イメージ 5イメージ 6

この象牙色のまったりした色合いが気に入っています。
もともとの色なのか、経年の影響なのか。

ノック部分も細くておしゃれです。
でも、ノック部分が細いと、ノックをしたとき、指に刺さって痛いです。笑
 
イメージ 7イメージ 8
 

説明書は、見つけたときの状態からは考えられないほど、無傷です。
替え芯の説明を読むと
「0.9」「0.7」「1.1」のどれでもいいそうですが、
本とか?と突っ込みたくなります。
 
イメージ 9
 
 
 
 
商品に問題があったときの返送料が「10円」というのに
時代を感じます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ここでもう1つ見つけたのは、
鉛筆の補助軸。
イメージ 10

メーカー不明ですが、輸入物を扱っている気配のないお店なので
日本製でしょう。
 
 

残念ながら、金属部分と軸のつなぎが弱く、
抜けてしまいますが、
色といい、六角形のデザインといい、とても素敵です。

「何年くらいやってるんですか?」
「50年!本とは文房具屋なんてやりたくないのよー。でも、もう50年経っちゃったわ!」
お母さん、いい人ですね。
 
「古い文房具好きなんです。他に何かないですか?」
「あそこ(奥のほうの棚)にまだ万年筆とか有るのよ。でも今日はもう片付けるのはいや!」
万年筆でなかったら、私が片付けてあげますが。
 
パワーの有るお母さんでした。
 
 
説明書つきシャープペンシルつながりで、
ステッドラーのシャーペンをご紹介。
イメージ 11
 
3年くらい前に神保町の画材屋さんで買いました。
 
イメージ 2
シャーペン自体のデザインは、特に珍しい感じはしないのですが、
パーツが別々に入っており、買ってから組み立てるようになっています。
 
 
イメージ 3
 
そしてこちらも説明書つき。
英語です。
 
イメージ 4
ドイツで作っているので、ドイツ語か、
日本で販売しているので日本語ならわかるのですが、
なんで英語なんだろう・・・一度アメリカを経由して輸入されたのだろうか。。。
 
 
 
 
 
 
 

文房具というのはなかなかなぞが多いものです。