骨董市にも行けなかったり、行っても駆け足で帰って来たりの一か月だったが、やっと少し落ち着いて
今日はゆっくりした気分で骨董市へ行ってきた。
いいお天気で気持ちがいいけど、今日は空振りかなーなんて思っているところに
鉛筆やキャップなど細かいものがごちゃっごちゃと。
来てよかったーと思って、細かいものはあまり選別しないで丸っと買ってきた。
その中にこれが入ってたのだが、これなんだかわかりますか?
先が壊れた筆記具とか、つけペンの軸とか、鉛筆の補助軸とか
一見そんな感じもの。
だが、先は壊れているのではなくこういう形。
反対側は上から見るとこうなっている。
これはポケット顕微鏡だ。
実は同じタイプのものを持っているのですぐに分かった。
持っているのは金属軸でもっとしっかりしているのだが、
これはプラスチックでできているので、割と最近のものもかなぁと思い、
まぁ、別にあってもいいか、とそのまま鉛筆その他と一緒に買ってきた。
が
帰ってきて買ってきたものを片付けているときに
目に入った文字が。
え。
えーっ!
これグリコのおまけなの!?
グリコのおまけに顕微鏡なんてあったの???
簡単なつくりのものとはいえ、すごいなぁ。
早速調べてみると
「おまけ博物館」というブログで、この顕微鏡を発見。
昭和25年のものとのことで、引換券を集めてもらえるものとのこと。
顕微鏡をもらうにはたくさん集めなければならないので、
そこまでためられる子は少なく、
持っている子はちょっとしたヒーローだった様子。
うん、小学生男子だったら、絶対これ自慢したいよね。
ちなみに、顕微鏡の機能はどうかというと
ピントを合わせるのにコツが要るが
結構ちゃんと見れる。
でもそれを写真に撮るのが難しくて、
頑張った結果がこれ。
拡大してみたのは、繰出し式シャープペンシルの芯のケース。
上にある丸いマークの部分を拡大してみた。
その画像がこちら。
うーん、実際はもっとクリアに見えるのだけど、写真の腕に問題が。。
でもちゃんと見れるのはすごい!
・・骨董屋さん、これがグリコのおまけだって気付かなかったのではないかな。
ラッキーと言えばラッキーだけど、ちょっと心が痛む。
それにこれ文房具ではないな、ブログにここまで書いていうのもなんだけど。
でも顕微鏡は文房具店で売ってることもあるし、
文具メーカーが作ってるものもあるから、仲間ということにしよう。
細かいことは気にせずに、これはうれしい!
そうそう、グリコのおまけで正真正銘の文房具で、
以前入手したのにブログに上げるタイミングを逸していたのがあった。
ローラーメモ付きシャープペンシルと
ダイス付きシャープペンシル。
多分顕微鏡より後の時代だと思うが、これも持っていたら自慢したいアイテムだ。
結構汚れているのでお掃除したいのだけど。
下手に触るとパキッと割れたり、元の戻せなくなりそうなので
そのまま。
メモの方は説明書もついていた。
グリコのおまけはモノもいいけど、アイテムの選び方というか
レベル感というか。
どういうものを付けたら、子供たちが喜んだり程よくヒーローになれるのかを
とてもよく考えられていると思う。
これらのおまけを手にしたときの
子供のドヤ顔が目に浮かぶよ。
よかったね。
ついでに今これを持ってる自分にも言っておく。
よかったね!
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「文房具百年」
Vol.2 「輸入鉛筆と日本の鉛筆」前編