輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

ライフル型シャープペンシル「なぜあなたがそれを!?」骨董ジャンボリーにて

2011年12月にこのブログでライフル型シャープペンシルを紹介しました。

これです。

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その時のブログはこちら。


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先端はこうなっており、中に2ミリ芯が入っています。
芯を出すにはカバーを外して引っ張り出すしかないので
シャープペンシルとは言えないかもしれませんね。

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先端は引っ込めることが出来、引き金を引くと飛び出します。
左側の小さな突起を押し出す感じで動きます。

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と、前回のブログに記載したことと変わらないですね。
ちなみに、これは海外のオークションでも見かけることがあり、英語の箱に入っているものも見たことがあるので
輸出用に作られたのかなぁとも思っています。

さて、なんでこれを今更引っ張り出してきたのかというと
意外なところで同じものと出会ってしまい、
びっくりしたのでこれは書かずにはいられない!

ということで書いてます。


先日骨董ジャンボリーに行ってきました。

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昨年は展示をさせていただき、それだけでいっぱいいっぱい、買い物はあまりできませんでしたが、
今年はゆっくり見ることが出来ました。

一回りして、入り口の特別展示へ。
今年はのらくろの展示です。

のらくろのチョークや消しゴム、墨やクレヨンなど
「ほしい―!!!」というものもたくさん展示されており
展示をされていたコレクターの松瀬さんにもいろいろ伺い、
大変楽しんできました。

さぁ帰ろうかと思った私の目に何か引っかかります。

「え!何?何で??何であなたが持っているの!?」
頭の中でクエスチョンとビックリマークが踊ります。

眼に入ったのはこれ。

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なんと、ライフル型のシャープペンシル
のらくろのソフビ人形が持って展示されているではないですか。
(※彼は著作権とかいろいろ事情がありそうなので、一応モザイク入れてみました)

同じ棚にソフビ人形がほかにもありますが
他の人形はライフルもソフビでできており、取り外しできないようになっています。

頭の中で「なんで?なんで?」が渦巻きますが
同じものかを確認します。

iPHONEで自分のブログを検索し、写真を確認。

同じものに見えます。

芯ははいっているのかな?

この人形は一番上の棚に展示されていたので
ライフルを上から見ることが出来ません。

・・・・背伸びして上から撮ってみました。(笑)

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芯が入っているように見えますが、よく見えません。
松瀬さんに直接聞いてみることにしました。


「こののらくろが持っているライフル、シャープペンシルですよね」
「はい、芯が入っています」
「これ、もとからこういうものなんですか?たまたまこれがちょうどよかったとかなんですか?」
「もとからです。バンダイの広告に写真が載っています」

さっくりまとめるとこんなやり取りですが、
びっくりして頭が回っていない私の質問は
まとまりがなく不躾だったと思います。(松瀬さんすみません。。)

輸出用に作られたと思っていたライフル型のシャープペンシル
実はのらくろ用に作られたものだったなんて。


いや、どこで何に出会うかわかりません。

松瀬さんにお願いしてその広告画像をいただきました。

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確かに同じものを持っています。
(先端が引っ込めてある写真ですが、私が持っているものも同じように引っ込みます)

不思議なのは、せっかく引き金を引いたら先端が飛び出す仕掛けだったり、
鉛筆の芯が入っていて書くこともできるのに、そのことには何も触れられていないんですね

これは先にシャープペンシルがあって、
それを見ておもちゃメーカーがちょうどよいと思ったのか
のらくろ用に作ったものを
単品で国内や海外に売り出すことにしたのか。


今のところはわかりません。

これを発見したのは骨董ジャンボリーの初日だったのですが
どうしても自分の持っているライフル型のシャープペンシルと一緒に写真を撮りたくて
3日目にもう一度行きました。


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大変楽しい骨董ジャンボリーでした。