輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

ピエーロ当たり付きナイフ

ボンナイフ、又はミッキーナイフというのが主な呼び名だと思います。
私はボンナイフと覚えているのですが、
関西の方ではミッキーナイフという方が多いと聞いたことがあります。

どちらもそのエリアの主力商品=モノの名前となったのでしょうね。
ステープラーがホッチキスと言われるのと同じかと。

これを見て「鉛筆削りました!」とおっしゃる方が多いです。
あとは工作とかですかね。

前置きが長くなりましたが、
かなり前からあって、今も文房具店でかろうじて見かけるナイフ。

古いものは、絵の材質や柄・イラストに味があるものが多く、
気に入ったものを時々入手しています。

先日、素敵なセットを入手しました。


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柄がセルロイドのものです。
全種類絵の柄が違うというとても豪華なセットです。

駄菓子屋さんで売られていたのでしょうか。
福引つきです。

ナイフを外すとこうなっております。

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この若干薄らコワい笑顔のピエロ、、ピエーロですね、、、が
現代の商品では出せない味を出してます。

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「君のナイフはピエロナイフ」(ピエーロじゃないのか?)
「僕のナイフもピエロナイフ」
と、ナイフを外したら見ることのできるところで
地味に宣伝をしているのがいいですね。


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当たると野球しおりがもらえます。

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確率50%。かなり高いです。

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あたりは裏面に☆しるしです。

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これが当たりマーク。

当たるともらえるのはコチラのペナント型野球しおり。

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毎日オリオンズと松竹ロビンズ、資料としてはこの2枚がとてもありがたい。
調べてみたら「松竹ロビンズ」は大洋ホエールズと合併しているので
今はDeNAですね。

歴史は古いのですが、Wikipediaによると、松竹ロビンズだった時期はとても短く、
1950年から1952年の3年だけ。

ということは、これはその3年間の間のものですね。
昭和25年~27年となります。
毎日オリオンズも1949年以降なので、時期的にあってます。

あと、これ恐らく関東のメーカーで作られたものですね。
だって

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巨人3枚

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タイガース1枚ですもの。関西なら逆になっているかと。

さて、肝心のナイフですが、若干のゆがみと、ナイフ自体に錆びは出ているものの
かなりきれいな状態です。

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汚れに見えるところは、大体中のナイフの錆が透けているのです。
刃を出ストこんな感じ。

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見とれてしまいますよ。

こういうものがたくさん並んでいたのかと思うと、
昔の駄菓子屋さん、とてもきらきらしていたんでしょうね。

覗いてみたいです。

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