輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

ライトインキのメートル法換算記憶法と6年カレンダー

8月のビックサイトで入手したものを掲載したいのですが、
対になる一緒に掲載したいものが見つからず。。

また後日ということにして、ちょっとしたもので間をつなぐことにしました。

ライトインキのノベルティらしき「メートル法換算記憶法」カードとでもいえばいいのでしょうか。

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メートル法は明治時代に「尺」と並行して使ってね、とはじまり
大正10年には「尺」を辞めて「メートル」を使いなさい、と法律も改訂されたが
尺に慣れていて、メートルになかなか切り替わらず、本格的に切り替わったのは
昭和26年以降、だそうです。(wikipedia

ちなみにこれは昭和12年のものなので、
なかなか切り替わらない時代に作られたもののようです。

切り替えるための覚え方が、計算式バージョンと丸覚えバージョンで記載されており
その文言を見る限り苦労の跡がうかがえます。(要するに苦しい)

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これ、覚え方を覚える方が大変なのではないかと思ってしまいます。
「見てみ」とか、「え?」と聞き返したくなります。

こういうものも時代が感じられて面白いですね。

ところで、これはなぜこんな形をしているのか。
花びらのような凸凹と丸い形。
メートル法には関係ないですね。


これ、6年カレンダーなんです。

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こちらの方が主役で、裏は何も書かないのも淋しいね、ということで
メートル法換算について書かれたと思われます。

このカレンダーが昭和12年から始まっているので
昭和12年のものでしょう。
年と月を合わせて見ます。

写真は今年の8月と同じ曜日に合わせいます。
昭和16年と同じなんですね。

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月曜日がいろいろなところから始まってしまうのは
見慣れるまで大変そうですが、
コンパクトにまとまっていてよくできてるのではないでしょうか。

昭和15年は赤字表記になっていますが、うるう年だそうです。
うるう年もちゃんとカバーされているあたり、頑張りましたね、と言いたくなります。

サイズはかなり小さく、牛乳のふたより一回り大きい、ヨーグルトのふたくらいの大きさです。

というサイズ比較はダメですね。(笑)

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シャープペンシルの芯のケースと比べるとこんな感じです。
つるつるした割としっかりした紙出て来ています。
これもらったら、ちょっとうれしい。

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ライトインキ、意外といろんなものが出て来て楽しいです。