わが家に重くも可愛いやつがやってきました。
なんとなく「伏せ!」と言われた犬を想像してしまうのですが、
ちょっと珍しい事務用品です。
横顔はこんな感じ。
このぎざぎざは、針無ステープラーの一種のように見えます。
が、これはステープラーではなく、チェックキャンセラー。
間違えた小切手を、このぎざぎざで数字をつぶして無効にするモノ
のようです。
チェックライターを持っていないので
普通の紙でやってみました。
古いせいか、若干弱々しい感じですが、
元の小切手の数字も同じような凹凸でエンボスされているタイプでしょうから、
恐らくこれで用は足りるのでしょう。
目には目を?
木の葉を隠すなら森の中?
いずれにしても、同じようなものを上からかぶせて
わからなくしてしまえというものですね。
現代では個人情報保護用の文字がたくさんのスタンプと
同じ発想かと。
このギザギザ、上下でしっかり噛んでるんですよ。
単純だけど、しっかりしたつくりです。
時代はおそらく1900年初頭、もしくはそれ以前かも。
資料でもこのチェックキャンセラーというのは見たことがない、
(か、、見落としている)のであくまで感覚ですが、
この質感、塗装、模様の書き方が
1900年初頭のステープラーとよく似ています。
ちなみに大きさは10センチ×7センチ×7センチと
小型です。
こういうものを入手すると、今度はチェックライターが欲しくなってしまうんですよね。
数か月後には、ブログにチェックライターが登場しているかもしれません。
まったくキリがない(笑)