輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

携帯用チェックライターとビブリオバトル

爬虫類に似ているこの道具。
「やぁ!」と話しかけてきそうです。

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上から見ると少し拗ねているようにも見えます。

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これはなんでしょう?と話を続けたいところですが
タイトルでわかっちゃいますよね。

はい、小型のチェックライター、小切手に数字を印字する機械です。

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魚のエラみたいなレバーを手前に引いて紙を挟みます。

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打ち込む数字はどこにあるかというと
頭の中、というのでしょうか。

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目玉に見えるでっぱりを回すことで、数字と$、¢などの記号を選べます。

インクは後頭部のあたり。

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赤いインクが入っています。
1940年代頃のものだと思うので70年以上たっていそうですが
印字してみたら、かなり綺麗に刻印できました。

数字を打ち出すのはハンドルを握ります。
握って緩めるとそのたびに紙も送られます。

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記号は$とセントのほかに「AND」と「PAY」がありました。

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ANDです。

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「PAY」です。
このPAYがかわいいなと。

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カメレオンみたいな顔から吐き出された「PAY」を見ると
こんな風に言われている気がします。

「ほら、金は払ったぜ。あとはうまくやってくれ」


アメリカの古い道具は時に生き物見える形態をしているものが
よくあります。

これは偶然ではなく、意図的にそういう形になっていると思うんですよね。
そして使っていた人たちもきっと名前を付けて呼んでたと思うんです。

「Hey、アーノルド、ここは終わりだ。次へ行こうぜ」

取引先を回りながら、そんなことを言ってたのかなと。(笑)


チェックライターの紹介はここで終わり。
イベントの紹介を一つ。


文房具×ビブリオバトル in お台場 3.0」に参戦します。

ビブリオバトルは、テーマに沿って複数のバトラーが各自のおすすめの本を紹介し、
どのバトラーの紹介した本が一番読みたくなったかを競うイベントです。
「文房具」がテーマの回にバトラーとして参戦します。


10/21(金)19:15~
場所はお台場のカルチャーカルチャーです。

■第1部: ビブリオバトル
■第2部: 2016秋冬イチオシ文具コレクション
となっており、2部は、メーカーさんや目利きさんが注目アイテムをご紹介! 
だそうです。
イベントのご紹介


もう来週の金曜日なんですね。
持ち時間は5分。
たかが5分、されど5分

読書家ではないので、なんで出るって言っちゃったんだろうとぶつぶつ言いながら
紹介内容を考えています。

チケットはイープラスで発売中。
平日ですが、お時間ありましたらいらしてくださいね。

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あ、ちなみに古文房具は持っていきません。
よろしくお願いいたします!