輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

昭和文具・ラボ(昭和日常博物館)

4/26 追記
ご興味を持って下さった方が結構いらっしゃる感じがしたので、
取ってきた写真をWebアルバムにUPしました。

ガラス越しですし、撮影技術もないので「何があったかわかる」くらいのものですが、
ご参考まで。



4月15日に昭和文具・ラボに行ってきました。

最初この展示を知ったとき、北名古屋市と遠方の為、どうしようかと思っていたのですが
強くおすすめいただいたこともあり、
お休みも取れたので、温泉+地方の文房具店巡り+昭和文具・ラボ 3点セットの旅でした。

犬山線の西春という駅で降り、100円の巡回バスに乗って市役所東庁舎前で下車。
バス停からすぐのところにありました。

入場無料なのに、昭和の懐かしいものがたくさんの「昭和日常博物館」
その企画展として「昭和文具・ラボ」が開催されていました。
(現在も開催中 ~5/30迄 → http://www.city.kitanagoya.lg.jp/rekimin/special.html


受付で写真撮影とブログ掲載の許可をいただいてスタート。
受付の横には、先生が使う大きな三角定規や分度器があり、さっそくワクワクしてきました。

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速攻企画展に行きたい気持ちを抑えて、
折角なので常設展から。

常設展は、昭和の生活にあった雑貨や家電、道具等、幅広く展示されています。

そして、常設展の中にもすでに文房具が展示されていました。

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おお!クレヨン!!タマイロクレヨンに、ダイコククレヨン。
イイですね。

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陸の王者パステルなども是非わが家にお迎えしたいものです。

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この鉛筆削りも錆びているところが生活感があって、いいですね。
協力して周囲を見張っているような展示角度も好みです(笑)

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このドーンとケースに鎮座するテープカッターは重量感×スマートなデザインがかっこいいです。

このほかにもノートや広告など、幅広く展示されていました。


そして、企画展へ。

片っ端から写真を撮ってきたのですが、
キリがないので、ポイントだけ。

イラストが楽しい学習ノートや、ファンシー手帳、アイドル下敷きなど、
懐かしいものがたくさん。

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テープや接着剤も展示されており、
前回のブングテンの自分の展示を思い出しました。

各種類、数多く展示されているわけではないのですが、
自分の知らなかったものもいろいろあり、
参考になります。

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昭和30年代の机。

こちらの蒐集の主旨として、昭和30年から50年の間に、
生活用品が大きく変わっているので、その変化を残しておきたい、
といったお話を館長さんから伺いました。

確かにその期間の遷移は大きいですね。
展示されているものを見て改めて感じます。

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ニシキ糊はお揃いがうちにあります。
SAKAENORIや後ろの不易のビンののり、
うらやましい!
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MAXの最初のハンディタイプホッチキス「SYC10」
現物を始めて見ました。

一度現物を見ておくと、探しやすいのでとても参考になります。

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画鋲もしっかり展示されていました。
セルロイドや大きな星形の画鋲など、展示されているものにとても共感します。

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展示の工夫も参考になりました。
ホワイトボードにマグネットでの展示。

これだけで止まるんですね。

ブングテンの展示の参考にします。
あと、コンパスをこのように展示すると、
機械的な虫が並んでいるような不思議なかっこよさを感じます。

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ボールペン、万年筆、つけペンなど。
マーブルの柄の万年筆は、とてもレトロ美しく、
じーーーーーーーーーーーーーっと見ちゃいました。

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鉛筆も同じようにホワイトボードに展示されていましたが、
可愛らしいキャップもありました。

こちらは首で止められているところが若干苦しそうですね(笑)

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鉛筆の中で「ライオン ペンシル」がライオン事務機さんのライオンなのか気になりましたが、
確かライオン商標の鉛筆はなかったかと。

でも、たくさんあるなぁ、欲しいなぁ。。と思いながら写真を撮影。

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企画展コーナーに入ると最初にこのショーケースが目に入ります。
ギターペイントの什器は絵の具が載っていてとてもかわいらしい。

大型のインク瓶舘は貫禄たっぷりに鎮座ましましていました。

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こんな聞いたことのない万年筆の看板もありました。


文房具と言えるものについて、幅広くカバーされていたことに好感を持ちまいた

あと、未使用品ばかりでなく、使用され、減ったり汚れたりしているものを
そのまま展示しているところに、生活感というか、存在感があります。

かなり長い時間いたので、他のお客様も何名かいらしていたのですが、
懐かしいものを見つけて、「これ知ってる?」「あーこれあった!」と言いながら
懐かし話に花を咲かせているのが印象的でした。


「象が踏んでも壊れないってやつ!あったよねあったよね、そうこれこれ!」

「そう、あったあった」
こころのなかでへんじしてみましたよ、私も。


5月30日までやっているので、
お近くの方は是非。

たのしいですよ。