「記章用ルーペ」
名前を見てもピンと来ないかもしれませんが、
ものを見れば、ああ、あれねと一定以上の年代の方は思うと思います。
最初「ルーペ付定規」という名称かと思ったのですが
情報をいただきました。
「記章用ルーペ」だそうです。
上の丸いところがルーペ、絵のところは目盛が入っていて
定規になっています。
これは軸がセルロイドでおしゃれな感じですが、
昭和50年代くらいまででしょうか、透明のプラスチックでできたものを
割と見かけたものでした。
そしてこの「記章用ルーペ」の用途は何らかの式典の時に、
これにお花をつけて、来賓の方の胸ポケットに指すというのが
一般的だった気がします。
今でもつかわれているのか、式典に行く機会がないためか
ほとんど見かけていない気がします。
まだ販売はしているようですね。
ちょっとピンと来ない方は、「記章用ルーペ」で画像検索すると
たぶんお花がついた画像を見つけられると思います・
ルーペのほかに定規の目盛がついていたり、
せんたんが細くなっているのでペーパーナイフにも使えるそうですが
お花をつける用途以外で見かけた記憶はありません。
ルーペの下の白い丸はミラーになっています。
セルロイドの頼りない感じが却って懐かしい感じがします。
透明プラスチック製以外に、こんなデザインのものがあったとは思いませんでした。
この「記章用ルーペ」を集めていらしたかがいたようで、
まとめて骨董市で出ていました。
私が見つける前に、他の方が,買われた様子だったのと
私も残りをすべて購入したわけではないので
残念ながらコレクションはバラバラになってしまいましたが
なかなかおしゃれなコレクションだと思います。
コレクション全体を見てみたかったですね。