10㎝くらいの小さなメモだ。ペン先と並べるとこんな感じ。
表紙に書いてあることを読むと
どうやらインクのノベルティとして配布されたものらしい。
紫黒の流れるようなコピーインク
時間がたつと黒くなる。
というような意味だろうか
裏側は青インクについて書かれている。
直訳だが
「青く流れる
最も楽しいスペル
執筆には無制限の時間があります。」
こんなところだろうか。
なかなかいいコピーだ。
文字を書きたくなる。
正直いつの時代のものかがわかりづらい。
これもロゴが古いので一見古いものに見えるが、
ノベルティとして作られたものなので、100年を超えるレベルの古さはないだろう。
でも、これが欲しかったのは紙のメモではなかったから。
厚紙に黒板のような塗装が施されている
紙製石盤と同じようなメモ帳だ。
これは紙製石盤好きの私としては、持っておくべきかと。
中は8面書くことが出来る。
だたこの中身も元の使用者が描いたのではなく、
販売する人が書いたと思われる。
ドイツ語で筆記体だと判読できないので書いてあることがわからないが
最後の「gebot」は「入札」という意味かな。
まぁこれはこのままで。
それと、鉛筆がついていること。
小さい鉛筆がついている時点で、欲しい加点がつくのだが、
これかなり珍しいと思う。
この鉛筆、普通の鉛筆じゃない。
石筆だ。
ほら、芯が黒くない。
普通の鉛筆サイズの石筆はときどき見かけるが、
手帳用の小型サイズは初めて見た。
このメモ帳のデザインが、昔の広告の復刻を使ったとしても、
石筆鉛筆をつけているということは
それなりの古さがあると思われる。
この石筆自体にメーカーやマークなどは何も刻印されていなかったのが残念。
でも、私としてはこういうのもあるんだと
私の中で文房具の種類が一つ増えたのでオーケーだ。