輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

「ステッドラー」(ブングテン18 出展しました)

八重洲文具室の展示終了3日後の15日、
ブングテン18に出展しました。

いつもの通り展示で、今回は国産古文具を八重洲文具室に出していたこともあり
ステッドラーの文具を展示しました。

ステッドラーというと鉛筆と製図機器、
私にとってはそういうイメージです。

準備に余裕がないことと、いざ展示の準備を始めたら
思ったより量がないことに気づき、

さらっとした展示にしました。

まず鉛筆。
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中身が入っていない物や、違うものが入っているものもあります。
一番上のMARSは、海外のオークションなどではおなじみですが、
最初に見たときはちょっとした衝撃を受けました。

きれいですよね。

あと左下のヨットの図柄は、日本国内でこのデザインをお手本にしたもの多数です。

キャビネット全体はこんな感じ。

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あ、写真は一部ジブングさんに撮っていただいたものを
使わせていただいています。
いつもきれいな写真を提供していただいて、助かってます♪

真中のキャビネットは、小さい所をアピール。
単に置いておいても、ほぼわからないので、写真とセットで展示しました。

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離れたところから、自分の展示の様子を見ていたら
お客様がキャビネットに頭を突っ込むようにしていて、
一瞬何事かと驚きましたが、
展示している現物が小さいからですね。

見づらくて済みません。でもしっかり見ていただいている方が結構いて
嬉しかったです!

この展示は、だいたいは「きれいでしょ?」「細かいところまで凝っているでしょ?」というアピールなので
写真を見ていただければわかるのですが、
楕円形の「ステッドレル」と彫り込んである鉛筆は
もう少し説明をすべきでしたね。

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明治、大正時代頃ですね。
ステッドラーの鉛筆は「ステッドレル」という表記でカタログに掲載されていました。
輸入する前にすでに、日本用としてカタカナ表記を入れてあったのか
日本に入ってからの加工なのかはわかりません。

ただ日本で加工すると、もっと勝手な表記を入れてしまいそうなので
日本用として生産時点で入れていたのではないでしょうか、と個人的に思っています。

裏側には「J.S.STAEDTLER」とあります。

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これが1本の鉛筆の裏表だとは
写真だけではわかりづらかったですね。

あと、芯の写真は自分的に結構がんばりましたが
まだまだですね!

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1本1本こんな溝が入っているんですよ、というのをお伝えしたかったわけです。
もう少しピンと合わせたかった。。。


3番目のキャビネットは、筆記具とクレヨン。

実はここの展示が、一番悩ましくて
時代やモノの雰囲気もばらばらだし、
今一まとまらないし、、、ということで
アクリル板を使って、宙に浮いている感じでまとまりのなさをカバーしようと。
あと、背景に資料を貼ってにぎやか感を出せるかな、なんて
資料の意を借るコバンザメ展示、ですよ(笑)


こんな展示になりました。

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それぞれのものは少し見づらいですが、
雰囲気としてはこういう展示の仕方も面白いかなと。

機械的な感じが、製図用具などにはあっていた気がします。

ブングテンの展示も18回目になるので
並べすぎたり、少なかったり、まとまりがなかったりと
いろいろありますが、それぞれいい経験です。

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次回のブングテンは5月17日。

さて次は何をどんなふうに展示しましょうか。
ご都合会いましたら見に来て下さいね!