ブングテン18に出展しました。
いつもの通り展示で、今回は国産古文具を八重洲文具室に出していたこともあり
ステッドラーの文具を展示しました。
ステッドラーというと鉛筆と製図機器、
私にとってはそういうイメージです。
準備に余裕がないことと、いざ展示の準備を始めたら
思ったより量がないことに気づき、
さらっとした展示にしました。
まず鉛筆。
中身が入っていない物や、違うものが入っているものもあります。
一番上のMARSは、海外のオークションなどではおなじみですが、
最初に見たときはちょっとした衝撃を受けました。
きれいですよね。
あと左下のヨットの図柄は、日本国内でこのデザインをお手本にしたもの多数です。
キャビネット全体はこんな感じ。
あ、写真は一部ジブングさんに撮っていただいたものを
使わせていただいています。
いつもきれいな写真を提供していただいて、助かってます♪
真中のキャビネットは、小さい所をアピール。
単に置いておいても、ほぼわからないので、写真とセットで展示しました。
離れたところから、自分の展示の様子を見ていたら
お客様がキャビネットに頭を突っ込むようにしていて、
一瞬何事かと驚きましたが、
展示している現物が小さいからですね。
見づらくて済みません。でもしっかり見ていただいている方が結構いて
嬉しかったです!
この展示は、だいたいは「きれいでしょ?」「細かいところまで凝っているでしょ?」というアピールなので
写真を見ていただければわかるのですが、
楕円形の「ステッドレル」と彫り込んである鉛筆は
もう少し説明をすべきでしたね。
明治、大正時代頃ですね。
ステッドラーの鉛筆は「ステッドレル」という表記でカタログに掲載されていました。
輸入する前にすでに、日本用としてカタカナ表記を入れてあったのか
日本に入ってからの加工なのかはわかりません。
ただ日本で加工すると、もっと勝手な表記を入れてしまいそうなので
日本用として生産時点で入れていたのではないでしょうか、と個人的に思っています。
裏側には「J.S.STAEDTLER」とあります。
これが1本の鉛筆の裏表だとは
写真だけではわかりづらかったですね。
あと、芯の写真は自分的に結構がんばりましたが
まだまだですね!
1本1本こんな溝が入っているんですよ、というのをお伝えしたかったわけです。
もう少しピンと合わせたかった。。。
3番目のキャビネットは、筆記具とクレヨン。
実はここの展示が、一番悩ましくて
時代やモノの雰囲気もばらばらだし、
今一まとまらないし、、、ということで
アクリル板を使って、宙に浮いている感じでまとまりのなさをカバーしようと。
あと、背景に資料を貼ってにぎやか感を出せるかな、なんて
資料の意を借るコバンザメ展示、ですよ(笑)
こんな展示になりました。
それぞれのものは少し見づらいですが、
雰囲気としてはこういう展示の仕方も面白いかなと。
機械的な感じが、製図用具などにはあっていた気がします。
ブングテンの展示も18回目になるので
並べすぎたり、少なかったり、まとまりがなかったりと
いろいろありますが、それぞれいい経験です。
次回のブングテンは5月17日。
さて次は何をどんなふうに展示しましょうか。
ご都合会いましたら見に来て下さいね!