輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

ブングテン17 レトロクレヨン展

ブングテンに出展しました。

「出展します」のお知らせなしでいきなり
御報告になってしまいました。
今回はシンプルに「レトロクレヨン展」
約80ほどのクレヨンを展示しました。

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今回、展示のセッティングと撤収を簡単にしたかったのと、
できるだけ多く、見やすく展示するため、
なんちゃって什器を製作!

と言っても、木製のパネルを少し加工しただけですけどね。
自分としてはちょっとした達成感です。


さて、展示のは内容ですが
まず、クレヨンといえば櫻商會。
「クレヨンは桜が大事」なのです。

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サクラクレパスと、サクラクレパスもどきのクレヨンです。
「とにかく桜とつけておけ」という感じの
無理やりなネーミングが魅力です。


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百貨店と色々な有名企業のクレヨン。
状態は悪くても、百貨店のクレヨンは
パッケージのデザインや色使いが素敵です。

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森永や花王資生堂、ロッテのクレヨンは
パッケージも楽しいものですが、
戦後、ビジネスのネタを見つけようと、色々模索していたんだなぁという感じして面白いです。


続いて、「少年・少女」
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クレヨンのメインユーザーである少年・少女をモチーフにしているデザインが
多くありますが、ほとんどの場合可愛くないのが
古いクレヨンの特徴です。

ちなみにこの中の「ひたちクレヨン」は
あの日立製作所のクレヨンのようです。


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クレヨンホルダーや、クレヨン削りも展示しました。
緑の鳥の形をしているものは、
クレヨンを削る物、だと思います。
ブリキかな?金属製で、青い鳥クレヨンに入っていたものです。


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「えらそう・強そう」なクレヨン。

王さまやプリンス、天下一に横綱
そして野球や陸上などのスポーツマン。

子供からみて「スゴイ、かっこいい」と思うものを絵にするとこうなった、という所でしょうか?

ちなみにこの中で一番古いのは多分ガリバークレヨンです。
日本がまだ一生懸命外国の製品をまねしていたころだと思います。
だから日本らしさがあまりなく、外国の絵本の挿絵のような雰囲気になっています。

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そして、自分が好きなクレヨン。

いえ、持っているものは基本好きで入手していますし、
他のクループに回してしまったものや、形状等の関係で今回展示を断念したクレヨンの中にも
一軍はいます。
なので、わが家のクレヨンの中で「割と一軍」と言えるクレヨンたちです。

これはこれでタイトルを考えようとしたのですが、
好きなものを持ってきているだけなので、まぁまとまらず。

だって展示したいのですもの。

ということで、そのままズバリ「好きなクレヨン」としました。

そして最後に欧米のクレヨン。

クレヨンは日本の物の方が好きですが、
ファーバーやステッドラーペリカンなどドイツのものは
あまりがんばらないで手に入る範囲で
入手しています。

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あとは、カメラ型や鉛筆型のクレヨン等も。

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クレヨン自体の形や、裏ふたの文言なども
おもしろいです~

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という展示をしました。

クレヨンは、外側のデザインと、内側のデザイン、形状や巻いてある紙のデザインなど
一つ一つが楽しいのですが、
大抵一つにクレヨンについて内側か外側の
どちらかしかお見せできないのが
残念です。

とは言え、やはり見た目の華やかさはかなり目を引くものなので
今回の展示はかなりたくさんの方に見ていただけたようです。

今年のブングテンはこれで終了です。
次回は来年3月の予定です。

なんだかんだで今年も4回とも出展出来て
その都度展示するために調べたり、展示方法を考えたりで
いい経験になりました。

来年も引き続き出たいと思いますので
引き続きよろしくお願い致します。

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※今回、カメラを持っていくのを忘れたのもあり
かなりの写真をジブング研究所さんから
ご提供いただいた写真を使わせていただきました。

いつも素敵な写真を撮っていただき、感謝です!