輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

ペリカン!ペリカン!

事務用消しゴムを集めていると、輸入物で少し古いものだと
だいたいペリカンかロイファーに行きあたるわけです。

その影響か、ペリカン好きなのですが
筆記具はボールペンのNo1くらいしか持っていませんし、
それも普通にガシガシ使ってます。

ペリカン=万年筆のイメージが強いと思いますが、
それ以外もいろいろとあるんです。

最近やってきたものを中心にペリカンたちをご紹介。

まずはクレヨン。

イメージ 1


個人的にテンションが上がる4羽雛の時代のものです。
1938年までの商標なので、大体90~75年前ですね。

中はボロボロですが、巻いてある紙のデザインが
おしゃれです。
単純なのに、日本では出せない雰囲気のデザインです。

イメージ 2


そういえば、1936年のカタログも手に入れました。
1928年のものがあるので、ほとんど変わらないと思ったのですが、
そこは手に入れてみないと何とも言えないので。

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

結果、あまり変わりませんでした。
ちなみにフランスから出たので、フランス語です。

4羽雛ついでにこんなものもあります。

イメージ 6

イメージ 7

schreib band → 書くテープ → タイプライターのリボンです。
カタログとはちょっと違いますが、まぁ時代としては同じようなものです。
ペリカンはもともと画材やインクのメーカーなので、今でもプリンターのインクなどを出していたと思います。
あとタイプライター系の用紙なんかも多いですね。

消しゴムを多く出しているのもタイプライター周辺品というつながりがあるのかもしれません。

中身はありませんが、このマークがついていると欲しくなってしまいます。
上の写真の黒っぽい丸い容器もタイプライターのリボンで、ベークライトで出来ています。


クレヨンに話を戻します。

もう少し。。。かなりかな、新しいものはこちら。

イメージ 8


イメージ 9


いつ頃かわからないのですが、恐らく1970年代とかだと思います。

もう少し後だと軸が紙巻ではなく、プラスチックになっているようなんですよね。
それがコチラ。

イメージ 10

イメージ 11

これは1980~90年代くらいで、日本にも輸入されていました。
当時の文房具雑誌に紹介されたりもしていました。
これは水彩クレヨンで、描いた後水を含ませた筆でなぞると、
水彩のようになります。

もしかしたら、時代ではなく、クレヨンの性質から紙巻ではなくプラスチックにしたのかも
知れません。

ただ、紙巻の方が太陽の顔がコワいので、少し古いのかなぁと思います。

なお、この水彩クレヨンは2つ手に入ったので、普通に使ってます。
ペリカンのクレヨンや絵の具、色がきれいなんですよ。
ヨーロッパの画材全体的にいえることかもしれませんが。

そして最後はやはり消しゴム。


イメージ 12

消しゴムと言ってもリフィール、交換用です。

イメージ 13

薄くてぐにゃぐにゃなので、これだけでは消すのは難しいです。

で、本体はプラスチック製のしっかりしたものがあって、
持っているのですが。。。出てこない。

以前ブログかツイートかFACEBOOKに写真を上げた記憶があるのですが
そちらからも探せず。

これ、こんなに薄くて柔らかいのに、しっかり鉛筆用の赤とインク用の青に分かれているとことか
好きですね。

本体もっていなくても、これだけでもきっと買ってたと思います。

ペリカンではあとピンズとか、Tシャツとか文具ではないものも持ってますが、
そう言った周辺雑貨もいろいろあるので
きっとこれからも増えてしまうのだと思います。