とテレビなどで流れておりますので、
一昔前の「針なし穴を開けない」ホッチキスをご紹介。
もとはアメリカでしょうか。
「paper welder」という流線型のきれいなホッチキス、
(というかこの手のものはペーパーファスナーということが多いのですが、)
がありました。
いつごろからあったものかはわかりませんが、
80年代の日本の文具雑誌によく紹介されていました。
当時価格で7000円くらいですね。
買っておこうかと思ったのですが、ちょっと大きいんですよね。
おさまりが悪いというか。
で、わたしがもっているのはアメリカ製のペーパーウェルダーより
一回り小さい「丸善 アテナクリップレス ペーパーファスナー」
形きれいですよね。
これ(正確にはこれではなく本物のペーパーウェルダーの方ですが)を見て
「ドイツの文具は直線の美、アメリカの文具は流線型の美」という認識を持ちました。
丸善製で、ペーパーウェルダーにつながる表記はどこにもなく、、、
こんな番号もついているのですが、
アメリカのペーパーウェルダーとは関係がないのでしょうか。
まったくもってそっくりなんですけどね。
丸善さんのことですから、ライセンス契約などがあったのかもしれません。
止めたところはこうなっています。
welder は「溶接する」という意味ですが、圧力で繊維をくっつけているとか
コクヨさんの商品説明でもそんなことが言われておりました。
言われてみれば黄色い紙の色がにじみ出ているような。
いつごろのものかは、「アテナブランドで事務用品を出していた時代」、なので
丸善さんに問い合わせるとわかりそうですが、
残念ながら現状は不明です。
説明書の質感とか雰囲気からすると昭和40年代くらい、1960~70年代くらいのような
気がするのですが、どうでしょうか。
ちなみに同じ仕組みのものがリヒトさんからもでていて、
こちらは現行品です。
結構いいお値段なので、現物は持っていません、。
丸善のこれは1480円なので、仮に40年代だとしても、
高めとは言え、リヒトさんのものほど高額ではないかな。
余談ですが、最初コクヨさんの新製品の話を聞いた際に、
「うちに何かあったぞ」と思い
これと勘違いしました。
サンスターさんの針なしホッチキスです。
これは穴をあけるタイプでした。
こんな感じ。
サンスターさん失礼しました。
記憶ってあてにならないですね。
大きさはこんな感じ。
折角なのでサンスターの針無ホッチキスもゲスト出演。
普通のホッチキス(右)と比べると、
クリップレスペーパーファスナーは
小型とはイエ、収まりが悪いタイプですね。
何でも広くて大きい、アメリカから来たデザインだぞと。
日本製ですがそんなふうに感じます。