あまりに暑いと、骨董市に行っても目がうまく古文房具をキャッチしてくれないのですが、
空振りになりそうなある日、帰りがけにこんなものを見つけました。
ライト万能インキ。
大手インクメーカー(であってるかな?)篠崎インキのメインブランド「ライトインキ」の商品のようです。
小さい容器の万年筆用のインクでしょうか?
箱を見ていくと。。。
ライト バンノウインキ
「どんなものにもよく書ける」
「書いてすぐ乾く」
「墨、クレヨン、絵の具の代用になる」
なんだか普通のインクではないようです。
そして「使わぬ時は、ビンを横にしておくとインキの出が良好です」
これは明らかに万年筆用のインクではないですね。
そして、中に入っていたのがこちら。
これは今でいう「マジックインキ」のライトインキバージョンのようですね。
ふたが開けられないので、中の芯が確認できませんが、
箱の説明と言い、この形状といいおそらくマジックインキと同系統のものかと。
本体に書いてある言葉は・・
「何でも書ける便利なインキ」
「何にでも」だよね、とつっこみたくなりますが、それは置いといて。
「ビンのキャップは新案の左ねじになっております」
左ねじのキャップまでも「新案」になる時代だったのですね。
ちなみにマジックインキをネットで調べると
内田洋行と寺西化学が最初に創ったとあります。
そうなるとこれはマジックインキが出てから、
それをお手本にして作ったのでしょうか。
他にも類似品がうちにあります。
(写真も本体もあるはずなのにサッと出てこない整理の悪さ。。いつかブログでご紹介します)
今も昔も類似品が出るのは
あっという間だったのでしょうね。
おまけ。
暑いですね。
マジックインキ水鉄砲はいかがでしょうか?
「どんなものにも使える魔法の水てっぽう」
魔法じゃないよね、どんなものにも使えるのは。
とこちらもつっこみたくなりますが。
「pomp」「大型」とかなかなか細かいところまで、ひねってあります。
「使用後はすぐふたを」とありますが、
蓋はありません。
本体を握って水を吸い込む形の一体型水鉄砲です。
夏バテしないように皆様もご自愛ください。