不易糊工業の墨汁ビンと澤井商店のインクビン
3月末のイベントの準備でバタバタしていて、
(その節はありがとうございました。)
そのまま月末月初の繁忙週間に突入し、
気づけばブログが1か月半更新あいてしまった。
もろもろ一段落したので、ブログ更新と共にちょっと一息。
という写真を載せたくなる墨汁のビン。
明治時代の古いビンも魅力的だが、代用品なのかな、
飲料のビンにしか見えないけど中身はインクや墨汁のビンって面白い!
と思って買ってしまう。
(ちなみに写真の中身は黒ウーロン茶。)
フエキ君をモチーフにしたお菓子や雑貨がいろいろ出てるけど、
昔の墨汁のラベルを貼ったドリンクとかもそのうち出てきたりして。
ラベルのデザインや社名が「不易糊工業」であることを見ると
大正終わりから昭和初期頃だろうか。
ラベルの両サイドには商品の宣伝文句が書かれている。
右と左は同じ内容のようだが、左側は漢文で書かれている。
昭和4年の広告を見ると、同じようなビン入り墨汁が載っている。
大きいビン類は保管も扱いも困るから
もう買わない、と何度自分に言い聞かせたことか。
でも、これは持っておきたいよ。
そしてもう一つ、持っておきたいのがあってさらにビンが増えた。
澤井商店の朱色インキ。
この王冠マークがいい。
それと蓋が木とコルクで出来ているので、
割と古そう。
大正時代の澤井商店のカタログの表紙の王冠と同じなので
これも昭和初期くらいかな。
(このカタログに載っているのとはデザインのトーンが違うので
もう少し後だと思う)
そういえば、澤井商店は不易糊の大手取扱店だったらしく
カタログの最後にこんなページが。
この時代の不易糊の瓶をずっと探しているのだが、
いまだに見つけられていない。
ちなみに、画像カラー部分は不易糊の商標が一枚一枚張り付けてある。
とてもきれいな色とデザインで、このページを見るたびに
しばらく眺めてしまう。
ということで、話があちこち飛んだが、
今回は不易墨汁と澤井商店朱色インクのビンの紹介、
以上だ。