オシダシクレヨンもその一つです。
廻し姿のお相撲さんのイラストのせいか、
どうもこの「オレナイムダノナイ」というキャッチコピーを「ムレナイ」と空目してしまって、
そのたびに「違う違う！」とセルフ訂正をしている個人的に引っかかる広告です。
で、やっと入手しました。
そうそうこれこれ！新案登録番号も広告と一致しています。
最初、紙の汚れかと思った背後の黒いオーラのようなものは、わざわざ描いてあるんですね。
開けてみると
紐がついていて、スーッとくれよんが斜めに立ち上がります。
ちょっとした工夫ですが、開けた時に「おっ！」と瞬間感動します。
ふたの裏には、古文房具お約束の自信たっぷりアピール大会です。
「決して折れない」「短くなったら押し出せます」が最大のウリでしょうか。
「押し出す」部分についてはさらに説明が。
このクレヨンの商品名「オシダシ」はインパクトを与えるためお相撲さんを使いたかったから
だと思っていたのですが、
違うようです。
クレヨンを見てみると。。
底の部分が金属で補強されていて、下からつついて「オシダシ」ができるようになっています。
やってみると・・・・と書きたいのですが、
折れそうなので、眺めるだけにしました。
あと、これを見てわかったのですが、普通クレヨンは薄手の紙で巻かれていますが、
これはボール紙くら厚い紙です。
これによって「オシダシ」と「オレナイ」を実現したのでしょう。
オシダシクレヨン、思ったより工夫されていて楽しい商品でした。
そして、クレヨンついでの掲載で、同時期にやってきた素敵なクレヨン。
プリンスクレオン。
この絵、いいですね。世界童話名作集とかの挿絵のようです。
こちらは、このパッケージ勝負だったのでしょう。
特に自信たっぷりアピールはなく。
サンタケミカルという会社の製品のようです。
調べてみましたが、出てきませんでした。
サンタの漢字がわかれば検索できたかもしれませんが。
下の部分のイラストも、「世界童話名作集」挿絵風ですね。いいですね。
そしてついで掲載の更におまけショット
「プリンスクレオンと王冠鉛筆削り」
この2つのクレヨン、多分時代はあまり変わらないと思います。
現実・実用の「オシダシクレオン」 VS 雰囲気勝負の「プリンスクレヨン」
ウリはそうこう異なりますが、
どちらもすてきな古文房具です。
