古本屋さんで、文房具資料を見つけました。
昭和8年の銀鳥商会さんの通販カタログです。
通販カタログと言っても個人のお客様用ではなく、
文房具店や卸向けのようですね。
よく読むと、ここから通販を始めます、という事が書かれています。
銀鳥商会さんのカタログ第一号という事のなのでしょうか。
なお、銀鳥商会さんは、いまでも「銀鳥産業」の社名で現役の文房具メーカーさんです。
私も知らなかったのですが、教えてもらいました。
そしてこの商報には「金属文具」とあるので、最初は文房具と金物という意味かと思ったのですが、
金属でできている文房具類という事のようです。
1ページ開いてみると鉛筆削りが載ってました。
PAT8627が「銀鳥商会商報」と一致しています。
やはりこれですね!
話はそれましたが、
金属文具→ 鉛筆削り
うん、なるほど。
他にはどんなものがあるかというと。。。
鉛筆のキャップです。
すごく一般的な形ですが、このころは新しかったんですね。
コンパス。確かに金属ですね。
製図用品なども扱っていたようです。
ナイフです。デザインがかっこいい。
あとこのように台紙に貼りつける陳列は、アメリカやヨーロッパでよく見られます。
おそらくそういうところも参考にしているのでしょう。
切り出しナイフは説明文の「教育者の苦悩の中に…」が面白い。
そんなに悩んでたのか?と突っ込みたくなります。
また、工具の学生さんが妙に女性的なのも気になります。
文房具ではありませんが、小銭入れやブローチなど。
確かに文房具屋さんでも売ってますね。
この時計型銭入れは、現物を見てみたいです。
と、一部抜粋しましたが、
最後に裏表紙。
レトロな時計とライターがいい感じですね。
貴重な資料を入手で来てうれしいです。