「NU board」という商品が最近人気のようです。
ホワイトボードのノートです。
確かにちょっとメモしたいとき、
保存を前提としないメモを取るときに
気楽に使えて便利ですよね。
話変わって少し前に骨董屋さんが持ってきてくれた文房具に
こんなものがありました。
セルロイド製のちょっとレトロな模様の表紙の「memo」。
「万年メモだよ」
そういわれて、よく見ると中もセルロイド。
鳩目で止めてあり、スライドしてページを変えるようになっています。
裏側は、他の紙から写ってしまったらしく、表のようなものが残っていますが
他のページはきれいです。
何を使って書いたのでしょうか。
これ、今でいう「NU board」ですよね。
繰り返し使えるという
モノが少なかった時代の工夫かなと
思いました。
ところでこれはいつ頃の物なんだろう?
探してみたら、同じような物が見つかりました。
1910年の伊東屋さんのカタログ(復刻版)に
「セルロイド製萬年手帳」というのが載っています。
これこれ!きっとこれと仲間だ!
もしかしたら息が長い商品だったのかもしれませんから
時代はもっと後の可能性もあります。
でもNU boardの元祖のようなものは100年前からあったということですね。
ちなみに「鉛筆で書ける」とありますが、
鉛筆でちょっと書いてみたら跡は残りました。
もしかしたら入手したこれは未使用だったかもしれません。
一気に100年飛び越えて
新商品として出てきたNU board。
というより100年前のNU boardの元祖のようなものが
手元にあって嬉しいです。