先日オークションでMAXの古いカタログが出ていたので、
何の気なしに落札しました。
何の気なしに落札しました。
表紙に「スマート改称」、裏に「スマート製版」とあるので、
恐らく昭和30年頃のものと思われます。
恐らく昭和30年頃のものと思われます。
そして先日、北関東文房具探しのプチ旅行に行ってきたのですが、
以前伺ったかわち文具店さんのワイヤー式ホッチキスを思い出しました。
21日のブングテンで展示させてもらおうと
貸していただけないかお願いしたところ、
ご主人が快諾してくださり、お借りしてきました。
TOHO(現内田洋行)製です。
この形態は米国のベイツ社で考案されたようですが、
背中(右側の丸いところ)にワイヤーをしょっている姿がユニークです。
(※以前「ドイツで考案」と記載しましたが、よく見たら「ベイツ(米国の社名)」でした。老眼&勘違いですね。訂正します。)
調べたところ、ホッチキスの針が出来る前の時代ということではなく、
通常の針を入れるタイプのホッチキスと並行して製造されていたようです。
通常の針を入れるタイプのホッチキスと並行して製造されていたようです。
決して素敵なデザインではありませんが、
ワイヤーをしょって、自分で針を作りながら留めていくという
この発想が面白いと思います。
ちなみにお借りしてきたこれは、動くのですが途中でワイヤーが切れており、
どのように綴じられるのか確認できません。
どのように綴じられるのか確認できません。
でもご主人が「こういう形で留まるんだよ」と書いて教えてくれました。
かなり古いものだと思うので、しょうがないですね。
残っているだけでもたいしたものです。
残っているだけでもたいしたものです。
・・・と思っていたら、翌日別の文房具屋さんで
出てきたんです。MAXのワイヤーホッチキスの新品が。
びっくりしたー。
だって普通出てこないでしょう。
だって普通出てこないでしょう。
きっとMAXのカタログとTOHOのワイヤー式ホッチキスが呼んだに違いないと
勝手に思ってます。(それはそれで怖いけど)
これを見つけたお店のお母さんが、値段がわからないからと
代理店やMAXに電話をしてくれましたが、
わかりません、誰も。
MAXのフリーダイヤルでは、何のことやらまったくわからなかったらしく
(そりゃそうでしょう)
文房具ではなく業務用の結束用の道具の部署に聞いてくれと
無茶振りしていました。
(そりゃそうでしょう)
文房具ではなく業務用の結束用の道具の部署に聞いてくれと
無茶振りしていました。
家に帰ってMAXのカタログを確認すると、
ちゃんと載っていました。
ちゃんと載っていました。
若干品番がちがうので、このカタログよりもう少し新しいようです。
それにしても40~50年位前のものでしょう。
それにしても40~50年位前のものでしょう。
このカタログには分解したときの部品がすべて載っております。
他のホッチキスと比べて
部品数が格段に多いです。
MAXの方は、店頭にあったとはいえ、新品ですので
ちゃんと動きました。
内部で起きていることはわかりませんが、
動きを見ていると
恐らくはた織りのようなことをしている感じです。
ちゃんと針金を折り曲げて、
今のホッチキスの針と同じようになります。
今のホッチキスの針と同じようになります。
カタログの説明によると、
「針金を使っているので布に留めても布を傷めません」とあります。
「針金を使っているので布に留めても布を傷めません」とあります。
なるほど!
その通りですね。
その通りですね。
このワイヤーを入れ替える時用に
台座の裏側にちゃんとピンセットが組み込んであります。
かわち文具さんから借りた方を治してみようかと思いましたが、
取り返しが付かなくなりそうなので、やめました。
取り返しが付かなくなりそうなので、やめました。
このワイヤー一巻きで5000回留められるようです。
でも、このカートリッジの入手はどう考えても困難なので、大事にしたいと思います。
でも、このカートリッジの入手はどう考えても困難なので、大事にしたいと思います。
ということで、あまり一般受けするものではありませんが
ブングテンにこのワイヤーホッチキス+カタログを持って行きます。
その他前から持っていたものや
最近出てきたリムーバーなんぞも並べておきますし、
最近出てきたリムーバーなんぞも並べておきますし、
もちろんこんなマニアックなものだけではなく、
私が余分に持っている廃番文房具を多数抄出予定です。
お好きな方(ホッチキス好きは消しゴム好き以上にいなさそうだけど。笑)
是非お立ち寄りください。
お好きな方(ホッチキス好きは消しゴム好き以上にいなさそうだけど。笑)
是非お立ち寄りください。