昭和18年頃の仕掛け封筒
洒落た封筒が手に入った。
以前封筒について調べていた時に、写真を見たことがあり、欲しいと思っていた。
そのため、お世話になっている骨董屋さんが持っていることを知り
即断で購入した。
こんな感じの絵ががいてあるので一見便箋かと思うが、
便箋一体型封筒というのだろうか、
手紙を書いて、そのまま折りたたんで封をして投函する封筒だ。
軍事郵便となっている。
メーカー名は印刷が切れており、よくわからないのだが
「東京犀朴至大舘」と読める。
その上には早口言葉でおなじみの「農商局特許局」の文字が!
の名称だったのは昭和18年から20年だけだったようなのと
これと似たタイプの封筒で昭和18年のものがあるので、
これも大体その頃のものと推定した。
さて、どういう封筒なのか。
タイトルであらかたわかると思うが、
動画を撮ったのでどちらをご覧いただきたい。
細部までとても丁寧に作られているポップアップ封筒だ。
中身がわかっていても、開いた時は感動した。
そして状態も素晴らしい。
外側は汚れや退色があるが、
中は本当にきれい。
こういう繊細なつくりのものは、まっとうな状態で残っていることが少ないのに
よくぞ残っていた!というところだ。
嬉しくて何回も閉じたり開いたりしているよ。