輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

回転式分度器の説明書

予てより文房具同士が「呼ぶ」というか、
一つ買うと、
同じようなカテゴリのものが、近いタイミングで出てくることがよくあります。
 
ここ数日で、最近買ったものに呼ばれたに違いないというものが
いくつも出てきました。
 
 
今日は、回転式分度器について。
これは先日UPしたものと、ものは同じです。(http://blogs.yahoo.co.jp/tai_michi/10927265.html
 
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色は、先日見つけたものは金色でしたが、
今回は銀色でした。
状態も前回見つけたものの方がいいです。
 
 
 
なぜまた同じものを買ってきたのかというと、
説明書がついていたんです。

先日西荻に行った際、
入った記憶のないお店が開いていました。
西荻は年に何度か行きますが、
今まで気づかなかったお店です。
お店に入って、古い引き出しを開けていくと
この分度器がありました。
更に見ていくと赤い紙に包まれたものが
いくつもありました。
 
分度器自体は重複してしまうけれど、
説明書が欲しくて、値段を聞いてみると
幸い手ごろな価格だったので、
入手してきました。
 
イメージ 2

スキャンしたらきつい色になってしまいましたが
実物はもっとくすんだ、ぼそぼそした感じの赤い紙です。

時代は大正か、昭和初期くらいでしょうか。
 
一等賞を受賞したという
「日本勧業博覧会」について調べましたが、
「勧業博覧会」の名称で何度も行われているようで、年代が特定できません。
特許番号から調べられたら調べてみたいと思います。
 
使い方は、単に角度を測るものだと思っていたのですが、
どうやらこれを使うと三角形から十角形までかけるようです。
(・・説明読んでもいまいち書き方がわかりませんでした・・・)
 
あと、メモリは「インチ」のようです。
インチはあのインチなのでしょうか。
説明書を見たほうがわからないことが増えた気がします。笑
 
なお、知人の情報ですが、東京の小石川植物園内にある東京大学総合研究博物館の二階に、
この分度器の巨大なものが展示されているそうです。
単なるアイデア商品ではなく、
その時代にきちんと使われていたものなんですね。

ちなみにその西荻のお店は、開店が不定期で
曜日にかかわらず開いていないことが多いそうです。

小さな引き出しには、初めて見る単語カードなど
他にも魅かれるものがあったのですが、
今回は回転式分度器のみにしました。
 
そのうち単語カードが欲しくなる気がします。