輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

正体判明!パイロットボールペン用消しゴム

前回、パイロット製品についてノート・筆箱とともに謎の物体を掲載しましたが、
なんと!その謎の物体の正体がわかりました!
 
ブログを見て、ブングJAMの他故壁氏さんが調べてくださいました。
何と資料まであるんですよ。
 
 
謎の物体は↓こちらを参照ください。
一番下の刷毛付の軸のことです。
 
 
で、この物体は、繰り出し式の消しゴムの軸でした。
1967年、68年のカタログに掲載されていることまでわかりましたので、
大体45年くらいたっているようですね。
やはり、あまり長くは製造していなかったようです。
 
 
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こちらは1967年のカタログ。
そして↓これが1968年のカタログです。
 
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さっきまでなんだかわからなかったものが
はっきりと年代までわかって
資料もちゃんとあると、なんだかうれしくなります。
 
ちなみに68年のカタログの表紙です。
 
鉛筆削りがかっこいい!
 
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この表紙を見て、もう一つ気づいたのが、
68年の時点で、インク瓶がこのタイプだったということは、
私が大好きなパイロットのインク瓶( http://blogs.yahoo.co.jp/tai_michi/6584301.html)は
もっともっと前の物なんだという事。
 
 
でもちゃんとこういった資料が残っているってすごいと思います。
 
そういえば、つい先日骨董市で「パイロット」という雑誌(社内誌?業界紙?)が
かなりバックナンバーがそろった状態で売っていました。
まとめてでないと売らないとのことだったので断念しましたが、
文具業界のことがよくわかる資料なんでしょう。
 
 
由緒正しきメーカーさんは、一味違うなと感心しきりです。