輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

骨董ジャンボリー①完全文廻しとセルの筆箱

年に2回ビックサイトで行われる骨董ジャンボリー

みちくさ市の翌日に行ってきました。
素敵に古い文具を入手したので、
何回かに分けてご紹介します。
 

今日はまず、「分度器」と言われ、「???」と思ったのですが、
箱のデザインが気に入り、状態も良いので買った「完全文廻し」。
 
きっと「分度器」ではなく、「文廻し」と言われたでしょうね。
 
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文廻しってなにかをぐるぐる振り回すことを示す言葉だと思っていたのですが、
実は辞書で引くと一番に「コンパス」って出てくるんですね。
文廻し=コンパス。知りませんでした。
 
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というとこれはまだコンパスを「文廻し」と言っていた時代の
ものなのかなぁ?、それっていつ?などと思うわけですが、
・・・無学なのでわかりません。
ご存知の方、教えてください。
 
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中身はこんな感じ。レトロなコンパスです。
 
それほど頑丈さはないようですが、
昔のコンパスって、細かいところにも凝ったデザインが施されていたりして
そういうこだわりと、手の掛け方が魅力です。
 
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うちにある別のコンパスも、
持つところに細かい草の模様が刻まれている、いい感じのものがあります。
 
きっとコンパスコレクターなんて人もいて、
素敵なコンパスをたくさん持っているのだろうなと
思いを馳せたりするわけです。

 
 
おまけの一品。
セルロイドの筆箱。
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色などをみると明らかに女子向けだと思うのですが、
ロケットが月に行く図柄が素敵です。
間の透明部分はきっと天の川ですね。
 
デッドストックなので50円の値段がついています。
昭和のいつごろでしょうか。
きっとこの頃はまだロケットが月に行くのは夢だったのでしょう。
現実的でなかったから、物語的扱いで女子向け文具のデザインになったのかもしれません。
 
ある意味、時代を表しているデザインなのかなぁ。
ほのぼのします。