とうとう明日で終了です。
今回、なかなかない機会でしたので
沢山の方に見ていただきたかったのですが、
こういうものが好きな方に加えて、見ていただきたかった方々がいます。
この素敵な文房具を世に出したメーカーさんや
販売元のお店の方です。
実際ご来場いただいたメーカーさんもあり、
とてもうれしく思います。
見ていただけたかどうかわからないのですが、多分かなわなかっただろうと思うのが
まず三越さん。
三越さんの組合せ文具、こんなに素敵なんですよ、
それに武井武雄さんや杉浦非水さんなど
とても素敵な方との関係を築いていらしたことが
文房具にも出ていますよ。
そういうことを見ていただきたかった。
「コドモノクニ」で有名な挿絵画家 武井武雄さんによる組合せ文具の箱です。
個展を開催されており、三越さんととても親しい関係を築いていらしたと思われます。
そしておそらくこの箱の文房具セットの中に入っていたと思われるのが
杉浦非水さんによるノート。
三越さんの着物デザイナーとして有名で、
明治から昭和にかけて活躍された大人気の図案家です。
これ、ものすごく豪華な組み合わせなんですよ。
この組み合わせ文具は、箱とノートだけでしたが
前にもご紹介したフルセットのこちらは本当に素敵で、
保存状態の良さから、複製品かと思われる方もいたそうです。
日本橋本店からすぐなので、来ていただけたらなと思ったのですが
残念です。(ご案内もしないで残念も何もありませんが。。)
かっこいいので、もしこの展示がお目に留まればと思ったのですが、
ノーアクションでは無理だったようです。
ちなみにこれです。
そして不易糊さん
ガラス瓶時代の不易糊の未使用完品を展示しています。
これ、のりが乾かないように薄い膜のようなものがふたと瓶の口の間にあるのですが、
それがそのまま残って、
糊を付けるためのヘラが上に乗っています。
中は、数十年(多分70~80年くらい)経過してすっかり固まってしまった糊が入っています。
これはあまり見る機会がないと思うので
是非見ていただきたいなーと思ったんですよね。
これがすてきかどうかは別として。
あと、昭和4年の不易糊さんの素敵な広告もあるし、
先日ブログでご紹介した「まっくろ」も出しているので
目にとめてもらえないかなー
と思うだけではなかなかつながらないようで。
何はともあれ、予想以上にたくさんの方に
ご来場いただきました。
あと1日、よろしくお願い致します。