輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

輸出&アンティーク繰出し式シャープペンシル

かねてより海外オークションに出ている「Made in Japan」の製品、つまり輸出品に弱いのですが、
先日また一つ日本に里帰りさせました。

ちいさな繰り出し式シャープペンシルです。

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アメリカのオークションに出ていました。
頭の所が丸いのは、アメリカによるある「電話のダイヤルを回すときに使う」為でしょうか。

シンプルで装飾らしい装飾はありません。

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刻印が薄いのですが、Made in Japanの前にひし形の中に「Z」を入れたようなマークがついています。
出品者は「Zebra」と記載していましたが、
どこにも「Zebra」とは表記がなく今もある筆記具のゼブラさんとは関係ない気がします。

芯は割とちゃんと出ます。

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芯の太さは1.18ですかね。

物自体の大きさが、実はもっと小さいかと思ったのですが、
それなりでした。

まぁおかえりなさい、ということで。


なぜ繰り出し式のシャープペンシルの大きさを気にするのかというと、
以前手に入れた舞踏会の手帳、
あれに合うサイズの繰り出し式とはどんな感じだろうかと
細々と探しているんです。

オークションで出ているのですが、なかなか高額なもので、
そこまでがんばっては、要らないけど、
それらしいモノで、いいものはないかなぁと中途半端に探しています。

実は少し前にジャンク扱いで出ていた小さい繰り出し式鉛筆を入手しました。

ところがやりジャンク扱いだけあって
うまく動きません。

こわれているのか、ちょっと動きが鈍くなっているのか
動かそうとしている所が違っているのか
正直よくわかりません。

こんな感じです。

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一見、筆記具には到底見えませんが、
筆記具です。

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この魚の口のような四角い中に芯らしきものが見えているんですよね。
でも、これひねるところがわかりません。

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お次はこれ。
これは完全にパーツが足りないと思われます。

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この先端の穴の中に、芯を押し上げる機能と思われる軸のようなものが
見えているのですが、
これだけでは機能しないはずなので。

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これは回るのですが、うーん、芯をうまく入れたらうごくのかな。

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ちなみにさっきのイアリングみたいなやつも
先端が四角くなっていましたが
これも内側は四角いです。

小さいものなので、高い精度で丸くするのが難しかったのでしょうか。


続いてコチラ。

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これが多分一番状態がいい、
というか壊れていないのかな。

そして写真を撮っていて気付いたのですが、
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あれ、なんか書いてある。

ということでよく見ると

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A.W.FABER様の繰り出し式ではございませんか。

他のがジャンクでもこれが入っていて、それなりに動きそう、というだけで
安い買い物だった気がします。

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ひねると先端が伸びます。

で、いじっていたら、分解しちゃいました。(笑)

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でもちゃんと復活しましたよ。
とは言え、芯の太さが違うのか、やっぱりジャンクなのか
ちゃんと芯を噛んでくれないんですよね。

私の操作の仕方も悪いのでしょうが。

あ、これは先端が丸いですね。


最後です。
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これもまわるので、うまくすればちゃんと芯が入りそうなのですが、、
あまりいじっていると、破損してしまいそうなので、
今日の所はあきらめました。

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これもやっぱり先端が四角いです。
メーカーごとの作り方というか、こだわりなのか
単に技術力の差か。

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今回はジャンク品でしたが、
ちゃんと動くものも一つ持っていたいですね。

手ごろな値段で入手できれば。