骨董市で見つけた名刺の箱。
状態も良く、デザインが素敵なので入手してきました。
三ツ星はときどき見かけますが、
鳩は初めて見ました。
ちょっと珍しいですね。
商標ラベル?も綺麗なデザインです。
中には名刺が入っています。
人様の名刺を持っているのもあまり気持ちがよくないので
名刺は破棄するつもりでした。
でも、よく見ると1枚1枚にハトロン紙?が挟まっていて
とても丁寧に作られた感じがします。
活版印刷?だとこのように間に紙が入った状態で納品されるものなのでしょうか。
間の紙だけ抜き取っておいておこうかとも思いましたが
名刺と一緒だからいいんだなと思って
そのままにしておくことに。
それに名刺の字体がとても繊細で
残しておきたくなりました。
中に1枚だけお店のショップカード・・・当時は何と言ったのでしょう・・
があって、雑貨か手芸かそんな感じのお店をやっていた方の
名刺らしいということがわかりました。
どんなお店だったのでしょう。
きっとこじんまりと素敵なおみせだったのでは。
そして、もう一つの箱。
普通サイズの名刺に、半分程度のとても小さい角の丸い名刺。
大きい名刺は男性の名前、
小さい名刺は同じ苗字の女性の名前。
きっとご夫婦の名刺なのでしょう。
小さい名刺はまるでご主人に寄り添っているよう。
めおと名刺、夫唱婦随、そんな言葉が思いかびましたが
もっと美しい表現が欲しいなと思いました。
語彙が足りないですね。
まったく知らない、これから知ることもない方たちの名刺ですが、
この名刺のたたずまいから
想像を膨らませて小説でも書きたくなります。(書けませんが 笑)
ご夫婦の名刺も、このままおいておくことにしました。
名刺と言ってもただの紙。
でも「名刺」だと思うからでしょうか。
所有者の姿が透けて見えるような気がします。