先日ふと思いついた言葉です。
ミーハーは
昭和初期に生まれた言葉だそうです。
自分が「100年前」とわかるとなんとなくテンションが上がるというか
手に入れたくなってしまうところがあるので
自分は「100年前ミーハー」なのではないかと思った次第で。
だって100年ですよ。
残っていること自体がすごいことだし
100年前の文房具やら資料やら、
デザインが美しかったり、興味深いものだったりというのも多いです。
前置きが長くなりましたが、大体100年前の資料を3点ご紹介。
どうせなら1914年のものがあればよかったのですが、
その前後になります。
まずはカーターズインクの1915年のカタログです。
1858年創業のアメリカのインクメーカーです。
ウィキペディアによると一時期世界最大のインクメーカーだったようですね。
1975年にデニソンに売却されたとあります。
工場の様子など。
さすがはインクメーカーだけあって色彩が大変美しいです。
この辺は普通のインク。
1915年というと大正4年です。
明治~大正時代の日本のカタログを思い出すと、
ラベルなどのデザインでカーターの影響を受けているなぁと思います。
そういえば、ライオン事務器の明治・大正時代のインクに確か「Crow(カラス)」という商標がありました。
Carterをお手本にしてCから始まる商品名にしたのでしょうか。
バイオレット美しい!
これ、「フォトライブラリーペースト」という商品名で
「写真の作業用」「ご自宅でも会社でも」という説明みたいなのですが、
何をするものかよくわかりません。
アルバムに写真を貼るための糊でしょうか?
これも接着剤系と思われます。
右側のボトルのラベルは男性が座ったところにくっついてしまったイラストです。
同じく接着剤と糊。
インク消し。
このインク消しの箱のデザインですが、
日本でも古くから使われているインク消しのデザインとよく似ています。
アメリカのメーカーのデザインがもとになっていたことを
これを見て初めて知りました。
スタンプインキ。箱のイラストが美しい。
面白いなと思ったのはこの「ファンシーインク」のページ。
濃い色の紙用の白いインクや、
温めると見えるようになる?「消えるインク」
金色インクもおしゃれですね。
100年前にもいろいろな仕掛けがあったようです。
カーターズインクのカタログが以上です。
あと2つ100年前のカタログがあるので
続いてUPします。