直線的な、ナナフシのようなコンパス
コンパスは、箱のデザインと本体と両方おもしろいものがあります。
今日みつけたのは、本体の方。
箱も本体への表記もないので、時代も産国もわかりません、が日本製で戦前かなと
「カン」で思っております。
二本の軸をスライドさせる機構と、線を描く芯や筆記具を止める仕組みが
大体コンパスの個性となっています。
これは、針金状のものでできています。
このハート上のねじを動かすと位置が固定される予定だった(もとはそうだった)のだと思いますが、
古いためか、元の作りの甘さかうまくとまりません。
ですが、この形状がこのコンパスの特徴となっています。
全体的に細いパーツで出て来ているので、
私はなんとなく「ナナフシ」という虫をイメージしました。
(Googleの画像検索をすると沢山出てきますが、
キモチワルイ画像もあるので、虫が苦手の方は注意です)
開くとこんな感じ。
鉛筆をはさむとこんな感じ。
鉛筆を固定するための、ねじか何かがあったはずですが
なくなっており、ちゃんととまりません。
そこでちょっと虫ピンを代用。
肝心なところがしっかり止まっていないので、
使いにくい云々を言うのもコンパスに失礼ですが、
開脚角度がやっぱり頼りない感じです。
ま、これはこれで。