輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

押し出し鉛筆

 
押し出し鉛筆というものを見つけました。
 
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木の軸に、金属製の先端が差し込んであるように見えます。
 
が、
 
金属ではなく、銀色の塗装をしてある木でした。
 
 
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これはどうやって使うかというと、
銀色の部分を外し、
芯を押し出して、
銀色部分を戻す。
 
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それだけです。
 
でもうまくできていまして、銀色の木の先端部分は切れ込みが入っているので、
芯を押し出して、本体に戻すと、
切れ込み部分が芯を締め付けることになり、
割としっかり固定されます。
 
鉛筆と言っても、今でいう芯ホルダーに近い感じです。
 
 
時代は不明ですが、明治・大正時代の文房具資料に「押し出し鉛筆」の商品名を見たことがあります。
写真がないので、同様の物かは不明ですが、
可能性としては、それくらいの時代のものかもしれません。
 
 
プラスチック製の同様の発想の筆記具もあります。
こちらはパッと見た感じ、万年筆やボールペンのように見えます。
 
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でも、中身は鉛筆の芯を押し出して使うものです。
 
 
 
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正確に言うと
引っ張り出す感じですが。
 
 
 
 
おまけ。
以前入手した小さい竹軸の芯ホルダー。
 
手帳用鉛筆位の長さの
小さい芯ホルダーです。
 
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メーカー名等一切ないのでわかりませんが、
古そうですね。
 
軸に竹を使用しているのは
始めて見ました。
ちゃんとカチカチノックできます。
 
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筆記具も、いろいろな工夫をへて
進化してきたんですね。