輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

鉄アレイ少年などアンチ製の鉛筆削り

よく行く骨董市にたまに出てくる骨董屋さんがいます。
体調がよくないらしく、たまにしかお会いできませんが、
結構いいものを持っていらっしゃいます。

2年ほど前に、私が買い物をしたのを覚えていてくれて、
挨拶から欲しいものの話をしたら、いい感じのもの小出しに持ってきてくれます。

恐らく商品というよりはご自分が好きで集めたものを
少しずつ譲ってくれている感じなのではないかと思います。


先月、鉛筆削りを持ってきてくれました。

「こういうの好きでしょう?」とアンチ製の鉛筆削りを多数見せてくれました。


まず目を引いたのが、男の子のデザインの「大正削り」。

イメージ 1


これは、骨董集めの視点がとてもすてきで、私が尊敬しているさえきあすかさんが
著書で紹介しているものと同じではないか!

イメージ 2

イメージ 3


さえきさんが紹介しているものを見つけると、
欲しい度がプラスアルフUPします。
以前見かけたときは高値で手が出なかったのですが、
今回は大丈夫。


(さえきさんの著書:「ガラクタをちゃぶ台に乗せて」(単行本)
          自費出版「引き出しの中は小宇宙」←こちらにのみ写真掲載、現在入手不可
        ブログ:http://maboroshi-ch.com/maboblog/saeki/ 該当健筆削りは未掲載)

早速帰宅して、著書の写真と比べてみると
あれれ、形も印字されているものも佐伯さんのとそっくりだけど、
佐伯さんのは笑っていて、私のはむつかしい顔をしている

あと、特許の番号が違う。。。
偽物か、改良して特許を取り直したのかはわかりません。

とはいえ、デザインの面白ろいので
これはこれでありです。


最初なんだかわからなかったのですが、筋肉ムキムキ少年が
鉄アレイを持っているデザインですよ。
なんでまた鉄アレイを(笑)



さて、一緒に入手した鉛筆削りの紹介に戻りましょう。

象です。

この象アメリカのオークションで見た気がするんですよね。
似たものかもしれませんが、輸出されていたものではないでしょうか。

イメージ 4

イメージ 5

時計。
イメージ 6

日の丸。
同じもので未使用のものを持ってますが
これは、三越の組み合わせ文具の中にセットされているものです。
昭和10年前後のものになります。

イメージ 7


扇型。
同じものを持っていた気がしたのですが、微妙な違いがあったりするので、
そのまま入手。

イメージ 8

イメージ 9


扇型ちょっと洋風。。。とでも言いましょうか。

イメージ 10



これ、質感的にちょっと軽いです。アンチモ二ではないのかな。
もっと後の時代に作られたばったものかもしれません。



そして飛行機。
残念ながら刃がなくなっています。

イメージ 11

イメージ 12


でも、金属の質感に飛行機の形がよくあってます。



それから、アンチ製ではないのですが、ブリキの鉛筆削り。
このタイプもいろいろなサイズや、外見のデザインがあって
楽しいです。

イメージ 13

イメージ 14


これは今まで見つけた中でもかなり小ぶりで、かわいいです。


ときどき会える骨董屋さんから入手したのは以上です。



そしてその少し前にもう一つアンチ製のを入手したので、ついでにご紹介。


兵隊さんです。

イメージ 15

イメージ 16


つくりが荒い、というかもともとはちゃんとしていたのに、
削れてしまったのか。
削ったのか。

顔とかないし、ざっくりしてます。
円空の仏像を思い出しました。

兵隊さんモチーフなだけに、
理由をいろいろ想像してしまいます。


つくりが細かくないから
却って存在感があるというか。


これも残念ながら刃がありません。




アンチ製鉛筆削りは、きりがないので積極的には集めていないのですが、
ときどき増えていきます。

そういう距離感のコレクションです。


おまけ。
ドイツかな、消しゴムを買ったときに
中に入っていた鉛筆削りがありました。


イメージ 17


ディズニーの鉛筆削り。
ベークライト製のようです。

イメージ 18

色合いがいい感じです。