輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

学校に持って行ける「ペナント安全削り」

先日、フランスのオークションで、ちょっとした失敗をしました。
 
赤くてかわいい鉛筆削り!
と思って入札したら、実はいんげん豆カッターでした。
途中で出品者がアメリカの博物館に問い合わせをして、
用途がわかり、無事キャンセルさせてもらったのですが、
知らなければ、豆カッターで、鉛筆削ってました、間違いなく。
 
そして今日は野菜の皮むきや、ごぼうのささがきができそうな
鉛筆削りのご紹介。
 
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木製の軸に、ガード(?)がついたカッターです。
 
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刃にはしっかり「ペナント」の文字が刻まれています。
 
これ、本体だけだったら、間違いなく鉛筆削りだと気づきませんでした。
幸い箱がありました。
 
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唯一イラストのみで鉛筆削りという事が伝えられています。
 
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「学校へも持って行けます」というフレーズが気になります。
鉛筆削りというとボンナイフ(ミッキーナイフ)
あれは、普通に学校に持っていけていまし、
古くは肥後の守も持っていけていたような。。
 
どこかで肥後の守やボンナイフを持って行けない時代があったのでしょうか。
確かに刃がガードされているので、
通常のナイフ類よりは安全ですね。
 
削ってみました。
 
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かなりよく切れます!
慣れないので、力の入れ具合が下手なのですが、
ざっくり刃が入って、さくっと削れます。
ボンナイフよりは、刃がしっかりしているので削りやすい。
 
そして、インターネットで検索したら
メーカーの義春(よしはる)刃物さんは、
現在も多く商品を出していらっしゃるようですね。
 
そして、このペナント安全削りの子孫もありました。
 
現在は
「ペナント切出し
鉛筆削り練習用ナイフ ガード付安全ナイフ スカッター」
という商品です。
 
確かにお子様の鉛筆削り練習にいいかもしれません。
消えていく商品が多い中、今も残っていることがわかると
嬉しくなります。
 
お子様がいらっしゃる方、おひとついかがですか?
ごぼうのささがきも作れますよ(笑)