輸入・廃番文房具の発掘メモ

古い文房具を集めています。見つけた文房具や資料を紹介しています。

ペリカンの画鋲

ペリカンの画鋲を入手した。すでに持っているのとは違うタイプだ。

 

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画鋲の頭の部分を一部切り出して針にしている。

欧米によくあるタイプだ。

 

入っていた箱もアンティークなデザインのラベルの貼られており、よい感じだ。

 

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中に「55」と書かれた紙片が入っているので、数えてないが55個入っているのであろう。

小さいものは、「何とか手に入れたが、1個しかない」ということが結構あって

無くしてしまわないかが心配になるのだが、これだけあると箱ごと行方不明にならない限り大丈夫だろう。

 

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時代はいつ頃だろうと思ってカタログを確認すると

1928年のカタログに掲載されているものが

同じ物と思われる。

 

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大体95年前になる。

でもパッと見た感じ、画鋲自体の錆びもほぼなく、とてもきれいな状態。

 

ペリカンの画鋲と言えば、金色でとても細かいマークと文字が彫り付けてあるものがあるが、それより今回入手した画鋲は一回り大きい。

ペリカンの画鋲は、見た目のきれいさもあるが、

どちらの画鋲もこの小さな面積の中にひなが4羽のペリカンマークだけでなく

「Gunther Wagner」という文字まで刻む頑張りすぎなところが

とても好きだ。

 

このタイプの画鋲があることは知っていて、探してはいたものの

見つかって、手に入るなんてとても運が良い。

 

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